沖縄県那覇市へ その⑥

　午前中の団体行動が終わって、13時前、解散になりました。

午後は自由行動で、16時に那覇空港で集合・・というスケジュール。

　午前中は、何とか持ちこたえていた空も、急に分厚い雨雲に覆われて、解散したそばから雨が降り始めました。

お昼ごはんのお店は、あらかじめ決めておりましたが、ゆっくりバスで行っていると何時になるかわからない・・・と、午前中のバスガイドさんのお話を思い出し、雨も降ってきたことだし、思い切ってタクシーで行くことにしました。

　タクシーは県庁前のターミナルで、すぐに乗ることができました。

首里金城町石畳道の南の入口にある、沖縄料理のお店に向かってもらうようにお願いしました。

途端に、ものすごいどしゃ降りになって、運転手さんと話しながら、何か、首里の方に向かうのはどうよ・・・って感じになってしまいましたが、ま、とにもかくにも、ご飯はどっかで食べなきゃ・・なので、乗ってしまったこともあり、そのまま向かってもらいました。

何なら、ご飯食べて、すぐ空港に戻ってもいいかな・・ぐらいに思いまして、その時は・・・・。

　到着。県庁前から石畳入口まで、タクシーで1700円でした。

もっとかかるかも・・・と心配しましたが、意外と近かったのね。

渋滞しない道を選んでくださったのかもしれませんしね。

移動中もずーっとおしゃべりしてくださる、優しい運転手さんでした。ありがとうございました。

　お店の門構え。

実は、この写真は、食後、店を出てから撮ったもの。

着いた時は、本当にすごいどしゃ降りで、小走りで玄関まで一目散だったので・・・。

運転手さんが、この門のすぐ横までタクシーを付けてくださいました。

本当にいい運転手さんで、感謝感謝です。

　玄関入ると、３人連れの先客がまだテーブルに案内されずに待っていらっしゃいました。

聞くと「予約しないで来たので、まだ入れない」とのこと。

時間はもう13時過ぎていたので、そろそろお昼に入ったお客さんたちが食べ終わって引き上げる頃かな・・と思っていましたが、こんなにどしゃ降りなので、なかなか皆さん立ち上がらない。

　お店の人は、忙しそうにあっちこっちと動き回っていて、一人で店に入って来た私には気が付いて下さらず、ようやく声をかけることができました。

　予約無しで来たので、もしかしたら、入れないかも・・・と言われたその時、先客の３人連れさんが、

「もしよろしかったら、一緒のテーブルでいかがですか？４人テーブルだったら、私たちは３人だから1人座れますよ」と言ってくださいまして、お店の人も、それならどうぞ・・・ということに。

何と、ありがたい！！

厚かましくも、そうさせていただこうと思っていたところ、少し待っていたら、テーブルが二つ空きましたので、別々で入れます・・って。

　で、通されたお部屋が、テーブル2つで一部屋になっている離れのお部屋。

写真の奥の部屋です。

３人連れさんと、私一人、別々のテーブルで座って、４人で貸し切りのお部屋になりました。

何か、思いがけずラッキーでした。

室内の廊下は無く、どの部屋に入るにも、雨端（あまはじ：軒や庇を深く取った縁側のような屋外空間）を通って行きます。

私たちが通された部屋の前には、中庭があって、庭の向こう側にもお部屋が見えます。

琉球瓦の屋根と、南国の植生のお庭を見ながらの食事は、とっても心地いいものでした。

金色の鯉も泳いでいました。

　前の日は、沖縄御前をいただいたので、今日は豚肉をいただくことにします。

煮物定食。

　豚足がとろけるぐらいに柔らかく煮込んであって、少し濃いしっかりした味付けも美味しかったです。沖縄そばは、前の日と違って、ちぢれ麺で、こちらも味がしっかり麺に絡んでいました。
　食べている間に、雨がだんだん小降りになって、デザートの頃には止んでおりました。3人連れさんは、先に出られたので、最後はこの部屋、貸し切り状態でした。何だか、めっちゃついてる！！
　さて、雨も止んだことだし、予定通り、石畳の道を首里城まで歩いて上がってみることにします。