福井県へ その⑥

　早めの晩御飯も済ませ、ホテルに向かいます。

お泊りは、行政の担当者が予約してくださったホテルです。

　福井駅から歩いて10分強なので、もうひと頑張りして歩きます。

夜中、喉が渇いたり、小腹が空いたりするかもしれないので、コンビニに寄りました。

　福井市は、福井城址を中心とした城下町です。

お堀の一部は、暗渠になったり、埋められたりした部分もありますが、城の本丸を囲む内堀は今も残っていて、お堀の向こうにそびえ立つ石垣、お堀を渡る橋状の門などは、東京の皇居を彷彿させるたたずまいです。

越前松平氏の元で栄えた北陸の拠点だった福井城は、やはり地方の小さな勢力だった延岡城とは格の違いを感じすにはいられません。

延岡城は、お堀を全部埋めてしまいました。残していれば、きっと同じような風景が見られたでしょうに・・・。

近代化の波に乗って、お堀なんぞは道路にしてしまった方がいい・・という考えもあったのかもしれませんが、無くしてしまったものを元に戻すことはできないので、壊してしまう前にその本当の価値をもっともっと考えればよかったのに・・と、残念です。

　すでに日も暮れて真っ暗になってしまいましたが、お堀の水面とライトアップされた石垣が美しく、「歴史のみち」と名付けられて整備された遊歩道を歩きながら、ホテルまでの道中も疲れを忘れて歩くことができました。

　福井城址の西側、かつて、三の丸だった場所が公園として整備されていて、ガラス張りのビジターセンターもとてもおしゃれでした。

その脇にもお堀の跡が残されていて、岸に張られたタイルの床面に、プロジェクトマッピングが映し出されていて、しばらく見ていました。

恐竜の吠える声と共に、恐竜の足跡がのしのしと映し出され、お城が建っていた場所も、その昔は恐竜が歩いていたのかも・・・などと想像したり。

　その公園のすぐ西側がホテルです。

スムーズにチェックインでき、12階の部屋に２泊します。

まあ、とにかくよく歩いた一日でした。

スマホアプリの万歩計を見ると、11,232歩でした。

　ホテルの部屋で一息ついて、みどりの窓口で予約したチケットを確認。

指定席の座席は、窓口の担当者にお任せして、どこでもいいです・・と言ったので、どの席になったのかなと思って・・・。

新幹線は、5号車7番E。

サンダーバードは、5号車5号D。

どちらも窓側を取ってくださったのね、感謝。

しかも、5-7なんて、なんていい数字！！まるで私の為の席じゃないか・・・・、誕生日の数字でした。

なんか、この後も、いい旅になりそうな予感です（笑）

　早めにお風呂に入って、翌日の会議に遅刻しないよう、目覚ましアラームをセットして早めに就寝。

１日目終了。

　その⑦につづく