一応、記録

　10月11日金曜日、12日土曜日の１泊２日で、博多へ。

　仕事です。

現在進めているPJの施主さん方ご一同と、ショールーム見学に同行した次第です。

見学が終わって、晩の食事をご一緒させていただくことになっていましたが、それまでまだ時間も早かったので、ちょっとだけ別行動。

最後に見学したショールームから程近くの、見てみたかった場所に寄りました。

『福岡大名ガーデンシティ』と『旧大名小学校』。

旧大名小学校の跡地利用の施設ですが、校舎を一部保存再利用しながら、校庭を両施設に挟まれた中庭のガーデンとして整備し、北側をホテルやオフィス・商業施設に生まれ変わらせ、西側には地域の公民館施設や保育関係の施設、クリニックなどが整備された場所です。

　大名小学校は、明治６年に開校した福岡でも最古の学校のひとつだったそうです。

そんな歴史ある学校施設を再利用することに魅力を感じるプロジェクトです。

　実際に行ってみたら、北側のホテル・商業施設は、それはそれは都会的でおいそれとは近づきがたい雰囲気。

明治通り側からアクセスして、通り土間のようになったビオスクエア入口という抜けのゲートから入りました。

ホテル棟や商業施設棟には、入りませんでした。

時間の関係もあったのですが、場違いで、野次馬的に入ったところで、とても居心地が悪い落ち着かない気持ちになるだろうと思ったので・・・・。

　抜けをくぐったら、元小学校の校庭だったというガーデンに。

人工芝の緑が眩しい空間でした。

大学生のサークルのような集団がいくつか、芝生の上に座ってくつろいでいる感じが、私的にもちょうどいいぐらいの心地良さ。

　そして、南側に小学校の建物が保存されております。

内部は、１階にｆｇｎ（fukuoka　growth　next）という施設、上階はオフィスになっていて、関係者以外は立入禁止になっておりました。
古い学校の雰囲気はそのままで、素敵でした。

　延岡の市内にも、廃校になった校舎がいくつかありましたが、見事に解体されました。
昭和のRC建築は耐震性が低かったり、明治時代のような趣も無く、無機質でただのコンクリートの箱のような学校が大量生産された感じの建物なので、こんな風に再利用しようという発想もないのかもしれませんし、経済的な理由もあるかもしれませんし、何しろ、田舎なので商業利用は難しいし・・・と、いろんな理由があったのでしょうな。

学校という施設は、たくさんの卒業生の思い出の場所でもあるし、跡形もなく壊されるより、何らかの形で再活用される道があるといいのになぁ・・と思います。

　大名の施設は、再開発が決定した頃から、出来上がったらどんな風になるんだろう・・と、以前から興味があったので、寄れる機会があって良かったです。