たそがれ清兵衛

　秋晴れの爽やかな日があんまり続かない今年の10月です。

気温や湿度も高くて、今日は我慢できずにエアコンを除湿モードにしてつけてしまいました。

　今TVで、箱根駅伝予選会をながら見しているのですが、熱中症の症状で倒れる選手も出ているとか・・・。

立川の街中を走っている映像は、知っている景色もあって、なんとなく嬉しい・・。

息子がバイク事故で入院していた病院が立川にあって、多摩モノレールで面会に通った時に見た風景を思い出しました。

　さて今日は土曜日で、溜まっていた家事を片付けました。

家じゅうに掃除機をかけて、お天気は悪かったけど洗濯して、ずーっと後回しになっていた１階の猫部屋を２時間かけて掃除しました。

猫の毛で、掃除機のダストケースを３回交換するほど。

やってもやってもキリがないのが猫の毛、せっかく掃除をしても、すぐにソファの上には白いマロさんの毛がついてしました（笑）

　家事が一段落して、夕方近く、やっとソファで一息ついたら、空が真っ暗になって、大雨が降り出しました。

　それから土曜日にやることと言えば、溜まっている新聞をまとめ読みすること。

平日ゆっくり読む時間がなくて、ついつい溜めてしまうのですが、読まずに捨てるのも心残りで、出来る限り土曜日に目を通すようにしています。

主要な記事やニュース的な記事は、日々のネットニュースなどで知っていることも多いので、目を通す記事は社説とか、新聞の後ろの方のページ。

そして土曜日には別刷りが入っているので、それが一番の楽しみなのです。

　シリーズ企画がたくさんあって、毎週楽しみに待っています。

今週は、映画監督の山田洋次さんの回でした。

「たそがれ清兵衛」の撮影を回想した記事でした。

　主演の真田広之が、『SHOGUN』でアメリカのエミー賞を受賞したことを称して、つい最近TVでまた放映されていたのを録画しており、先日見たばかりでした。

実は過去にも３回ぐらい見ていて、これで４回目ぐらいですが、自分の中の好きな映画ベスト10に入るぐらい好きな映画です。

　何度見ても新しい発見がありますね。

今回は特に、真田さんが事あるごとに目に涙をためてセリフを言う姿が心に残りました。

そういう顔を、アップで撮影しているカメラワークとか、画の切り取り方とかも、監督の手腕なのでしょうね、映画って。

　そして今日の記事。

果し合いのシーンで、敵役の田中泯が倒れた後、監督の『オーケー』の声で、真田広之の目からホロホロと涙が零れ落ちた・・・というエピソードが書かれていました。

　藤沢周平原作の小説には、山形県庄内地方の架空の藩『海坂藩うなさかはん』が舞台になっているものが数多くあります。

ドラマ化されたり映画化されたりしたものもたくさんあって、たいがい見ているのですが、方言の『～でがんす』という語尾がとても美しくて、温かくて、優しくて、たそがれ清兵衛では、宮沢りえの『～でがんす』に、惚れ惚れします。

　まだ録画が残っています。

今日の記事を読んで、また見たくなってしまいました。