家具什器のコンペ

　9月のお彼岸を迎え、急に秋の風が吹いて来ました。

今朝は、ちょっと肌寒いくらいでしたね。

　このところ日々の更新が滞り、週間まとめ更新のようになってしまっております（笑）。

　先週は、とても面白い１週間でした。

　年明けから始まった案件は、延岡市内の企業様の社屋建替え工事の設計です。

年の前半、プランの打合せを重ね、基本設計がだいたい終わったところで一旦中断。

6～9月の間は、一昨年から続いている別件の実施設計・確認申請を終わらせました。

そして、中断していた社屋建替え工事に、そろそろ本腰を入れていかなければなりません。

　夏の期間、別件に集中している間も、実は私の手を離れたところでプロジェクトは進んでおりまして・・・。

新社屋に導入する事務機家具（デスクやチェアーや応接家具とかその他諸々）のご提案を、3社のメーカー様に依頼しておりました。

施主様のご希望で、家具をコンペで決めるということになったのです。

7月の頭に、３社さま一同に会していただき、現場説明会のような場を設けました。

それから２カ月半、３社のプレゼンがいよいよ行われることになったのが、先週。

一日一社ずつ、３日連続でのプレゼンテーション。

　それぞれのメーカーさま共、施主様のご希望を基に、細かく、深くご検討いただいたことが伝わって来るプレゼンテーションでした。

各社さまの商品提案、銀杏なレイアウトプラン、ソフト面の運用のご提案、これまでの事例紹介などなど、もりだくさんのご提案をいただきまして、3日連続で毎日毎日ワクワクするような時間を過ごさせてもらいました。

　コンペの結果はまだ先です。

というのも、10月に、3社の福岡ショールームの見学会を施主様の方でご計画してくださいました。

実際のオフィス空間の体験、商品の実物見学をすることで、自分たちの新しいオフィスのイメージがぐぐーっと近くなるのでしょうな。

この見学会もまた、楽しみです。

　設計事務所が先行して実施設計や設備設計だけをどんどんやって、その後に家具を備品のように置けばいい・・・という手法ではなく、何をどのように配置して、どんな使われ方をするのか・・を、設計と同時進行で進めていける方法は、私にとっても刺激的な手法になると思います。

意匠、機械、設備に加え、検討事項が増えることで、煩雑さが増すことは間違いないと思いますが、いろんな人のいろんなアイデアが取り入れられた建築は、出来上がった時にきっと満足度の高いものになるんじゃないかと期待します。

　３社のメーカー様、引き続きお付き合い願いますが、よろしくお願い申し上げます。。。

　プレゼン当日のお昼休み、社屋建替計画地の近所の公園。

たわわに銀杏が実っています。

下を歩くと、頭に時々、降ってきました（笑）

これから葉っぱが黄色く色づいていくのでしょうけど、まだまだ残暑厳しい日中でした。