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午前中、電話3件、その後打合せで外出。
今週は、お初にお目にかかったり、お初にお電話したりする人が、とっても多い週です。 多方面の他分野の方々のご協力をいただきながら、自分自身の知識も人脈もちょっとずつ増やしながら、仕事をちょっとずつ前に進めていけている感触があります。 机に向かって図面を描く前の、段取り、情報収集、事前の根回し・・とか、そういうことに時間を費やしているところですな。 打合せがお昼前に終わって、次の用事に向かおうと思ったのですが、お昼休みに入ってしまいそうな時間だったので、時間調整を兼ねて、行きたかったところへ行ってきました。延岡城・内藤記念博物館。 生賴氏の絵の迫力と精密さに圧倒されたのはもちろんですが、この文章の前で立ち止まってしみじみ感じ入ってしまったのでした。 「絵を描くことは肉体労働に他ならぬと考える日銭労働者の私」 「仕事が選べるほど優雅ではない。寄せられる仕事は可能な限り引き受け、 依頼者の示す条件を満たすべき作品に仕上げようと努力する」 「写真、切り抜き、他人の絵、百科事典、週刊誌、専門書に現物のモデル・・・使える資料は可能な限り集めよう。」 「過酷な時間との競争」 「非個性的な作業の連続」 自らを「芸術家」「画家」とは言わず、「日銭労働者」と言う・・・。 なるほど、そうか・・・。 すーっと受け入れられたというか、腑に落ちた気分でした。 自分を「建築家」と言うことに何かうしろめたさを感じる・・というか、かと言って、単に製図をしているわけでもなく、世間でよく使われる「設計士」という言葉も大嫌い。 日銭労働者として建築設計をしている者・・・と思えばいいんだわ。 依頼者の期待に応えることに、誠心誠意努力すればいい・・・と考えれば、どんな仕事もやりがいのある仕事になるのですな。 スミマセン、生頼氏は一流の画家であり、私なんぞの仕事と比べること自体がおこがましいですな。 展示されていた絵のうち、写真撮影禁止マーク以外の絵は撮影してもいいですよ・・との案内だったので、この絵だけ撮って帰りました。 尊敬する人です。 また会えて嬉しいです。 内藤記念博物館に来たのは、実はもうひとつの目的もありまして・・・・。 事例研究・・というのでしょうかね? 現在取り組んでいる仕事の研究材料として、あちこちの寸法を測ってみたり、納まりをじっくり見てみたり、材料を調べたり、設備の配管ルートや雨樋の付け方などを見たかったのでした。 何度か訪れたことはあったのですが、法的なこと(防火区画とか内装制限とか)を考えながら館内をうろうろすると、今まで見えていなかった点がいろいろ見えてくるから不思議です。 普通にただ歩いていたら全然気にも留めない、いや、気にならないように、上手に納めている・・ってことですね。 でも、よくよく見て、残念な納まりにも気づいてしまうわけで・・・・。 1時間ほど滞在して、13時を過ぎたので、午後の仕事に向かいます。 午後は水道局で調べ事。 都市計画区域外の計画地に、水道が来ているかどうか・・・。 前面道路に配水管が敷設されていることがわかりまして、一安心です。 帰りに、稼働中の現場に立ち寄り。 大工工事が終わり、内装屋さんが来ているかと思いましたが、まだのようです。 防水屋さんが作業されていて、あいさつだけして帰ってきました。 アトリエに戻り、遅めの昼食。 録画していた番組を見ながら・・・・。 「NHKスペシャル 福島モノローグ2011-2024」 以前にも放送された内容に、その後の「つづき」部分が足された番組。 なので、途中までは見たことある映像も多々ありましたが、コロナが明けてからの映像も・・・。 松村直登さんがその後もお元気に奮闘している姿や、「ヤマ(馬の名前)」の元飼い主だった90歳を過ぎた老人の無念さ、耕す人がいなくなった農地に広大に設置されたメガソーラーの光景、その傍らで一人もち米を育て昔の人力の農機具で脱穀する松村さん、人間が作った原発のせいで過酷な運命を生きなければならなかったかつての人間のペットたち、牛や馬などの家畜たち。 静かに淡々とその姿を映すだけの番組なのですが、心にずしーっと来たのでした。 今という時間を、それぞれの居場所で一生懸命生きている人がいる・・・と思うと、夜の部の仕事を頑張ろう・・と気合が入りました。
by aiarchi555
| 2024-05-16 21:00
| 趣味人
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