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京終という地名は、まさに、京(都)の果て(終わり)という意味で、平城京の南の端っこに当たる場所だったのでしょう。 ![]() ![]() 大学に入学してまだ間もない頃、学校にあまり行きたくなくて、自動車学校に行きたい・・と親を説得してお金を出してもらい、春日自動車学校に通い始めました。 大学の寮から自転車で、時には自動車学校の送迎車で・・・。 自転車で通う時は、必然的にならまちを通り抜けていたはずです。 記憶にあるのは、庚申さんが吊るされた町屋の玄関・・とか、まっすぐ走っていた道が急にかぎ状に曲がって曲がる形状になっていた・・とか、行は坂道を下りていくような楽ちんな道だけど、帰りは微妙に上り坂になっていてきつかった・・とか、そんな記憶。 当時は、今よりももっと町並みは古くて、あまり整備されず、ただただ寂れていたような場所もあったように思います。 時代が流れ、あれから30年、ならまちを歴史的な遺産として後世に残していく・・という町全体をあげての取り組みがだんだんと実を結んできたのでしょう。 そして、少子高齢化のこれからの時代、その課題はますます重たいものになってくると予想されます。 その昔、奈良時代に栄華を極めた元興寺が、その後衰退して荒れ果て、境内は草ぼうぼうになってしまった時代があったことを、今回の旅で知りました。 その後、長い年月を経て、江戸時代になってから、さまざまな職種の人々がここに町を作り、住みつき、また栄えた時代が訪れたとのこと。 抗えない時代時代の掟や自然災害や疫病の蔓延や戦争・・・・、とてつもない時間を経て、今こうして、遥か昔、奈良時代にまでさかのぼる歴史が伝えられてきていることが、不思議なことのように思えます。 多くの発掘調査や資料の研究に、それはそれは多くの人間の英知と体力が掛けられてきたことにも敬意を感じますし、驚きを覚えます。 そういう、時間と根気がかかる仕事、ぱっと見で何の成果も上げられていないよう見えるようなスパンの長い調査研究に対して、国や行政からの予算はどんどん削られていると聞きます。 食っていけない仕事には、若い研究者が集まらないという現実もあります。 奈良に限らず、これまで何世紀もの長い時間をかけて守り受け継いできた財産を、これからの時代、どのように守り、研究を深め、後世に渡していくのか、真剣に考えているのだろうか、国は・・・と、不安な気持ちにもなりました。 と考えながら、京終駅に到着。 JR桜井線で南下します。 すでに14時を過ぎており、えー?今から長谷寺に???と、繭のスタッフさんからも驚かれてしまいましたが、どうしてもここを外すわけにはいかないのでして・・・。 この2日間、降ってもパラパラ程度でそんなにストレスにならなかった雨ですが、山の方はきっと降ってますな、山に白いものがかかっていますから。 あらかじめ、そういうこともあろうかと、帰りの飛行機は最終便を予約しましたので、少々遅くなっても大丈夫なのですが、果たしてこんな時間から長谷寺を目指す人はいるのだろうか? 京終の駅は、建て替わっていました。 学生の頃の駅舎は、明治31年築の建物だったのだとか。
by aiarchi555
| 2023-10-13 15:20
| 旅人
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