106日間

　午前中、宮崎市内の実家へ。

いよいよ明日、母が退院します。

それに先立って主治医の先生から、入院時から退院までの間の、病状の経過とか今後のことなど、お話があるとのことだったので、父と一緒に病院に出向きました。

　入院したばかりの頃は、もう家で生活するのは無理かもしれない・・というぐらい落ち込んでいましたが、自分の足で歩けるほどに回復し、トイレ・着替え・食事などが自力で出来るようになり、家に帰って来られることになりました。

　

　「今日で105日、明日で106日」と、母は何だか一仕事やり終えた時のような、達成感のこもった強い口調で言いました。

毎日、日数を数えていたのね（笑）。

　私にとってみれば、この間倒れて入院したばっかりなのに、もう退院できるなんて・・・という驚きと喜びが混ざったような気持ちですが、母にとってみれば長い入院生活だったかもしれません、いや、父にとってが一番長かったかもしれませんな。

７月、８月は数えるほどしか実家に行くことができませんでしたが、父は一人で、母の洗濯物を病院に取りに行き、洗濯して干して畳んで、また病院に持って行って・・・をよくやったと思います。特に梅雨時はなかなか洗濯物が乾かず、コインランドリーに駆け込んだこともあったとか・・。

食事も出来あいのものは全く買わず、自分で料理しました。

私が実家に行った時も、結局父が作ってくれることの方が多くて、手伝いに言ったつもりが、お客さんのようになってしまってましたな。

いつ行っても、ちゃんと掃除してあったし、まあ、元気なうちは大丈夫だと、あまり心配はしていませんでしたが、それでもやはり毎日一人ですごした106日間は、長かったに違いない・・・、お疲れ様です。

　母が退院してからも、父の家事は続くわけで、疲れがでないよう、私もこれからはちょくちょく手伝いに行くようにします。

　母が家に帰ってくるまでに・・・と、トイレの改修工事とか、介護用品のレンタルや購入、その他いろいろと準備をしていましたが、無事に間に合ってよかった。

私が忙しいだろうから・・と、全部父が段取りしてくれました。

　さて、明日106日ぶりに家に帰って来る母の退院祝いに、朝から実家に行きます。

県外から、妹も今日の晩帰って来てくれているとのこと。

　本当に大変なのは、実はこれからなのかもしれません。

母の退院を祝い、父の苦労をねぎらい、明日は終日実家で過ごします。