仔猫は急変するって聞いてはいたけど・・・

　土曜日の夕方、保護して家に連れて帰って来た仔猫は「葉月」という名前です。

最初に保護した３匹（ミルクボランティアした子たち）は、結月・文月・美月と名付けられ、その当時まだ見ぬ２匹の兄妹にも、すでに菜月・葉月という名前が付けられていました。

なので「仔猫がいます・・」と連絡をもらった時から、「葉月が見つかった・・・」と喜びました。

　葉月は最初の日、ケージに移し替える際に失敗してしまって、猫部屋で放し飼い状態です。

最初の日も、昨日も、結局捕まえることが出来ず、あまり怖がらせてもかわいそう・・と思って、放置しておりました。

その間、先住猫のエメさんと洋次郎さんとチーコ母ちゃんが、ちょいちょいとちょっかい出したり、かまってやったりしていた様子。

葉月は千住猫のことを全く怖がることなく、自分から近づいて行ったりするようになりました。

　外猫のポンタのことは、パパさん猫と柄が似ているからか、駆け寄って甘えた声を出すので、パパさんだと勘違いしているようです。

当のポンタも、ガラスに頭をすりすりして、時には手を出して、仔猫を触ろうとします。

　葉月は、たくさんの大人猫さんに見守られて、初日の恐怖がだいぶ和らいだと思われます。

今朝、チュールを口元に持っていったら、舐めてくれました。

昨日一昨日は、ものすごく威嚇して唸り声をあげて、爪を立ててバシッと払い飛ばされてしまいましたが（笑）

お皿に仔猫用のご飯をいれ、チュールをトッピングしてやると、結構人間が近くにいても食べ始めましたので、隙をみて抱きかかえました。

全く抵抗せず・・・。

そして膝にのせて、よしよししてあげると、グルグルと喉を鳴らしました。

まだ性別も確認していませんが、思った通り、メスでした。だいたい、ミケとかサビはメスなんですよね。

　仔猫は最初シャーシャーしていても、ひょいと抱き上げれば、すぐにグルグル言い始める・・とは、聞いていましたが、ほんとにこんなに早く変化が訪れるとは思ってなかったので、嬉しいばっかりです。

　お腹いっぱいになって、ベッドでふみふみをしたり、エメさんをお母さんように慕ったり、仔猫らしい愛らしい姿も見せてくれるようになりました。

　さて、午後からちょいと仕事をさぼって、動物病院へ。

葉月の検便と血液検査、そしてワクチン接種。

ついでに・・と言っては、なんですが、あおピンの顔のケガがいっこうに良くならないので、その治療と、あおピンも血液検査してもらいます。

　葉月を一緒に保護してくださったKさんと動物病院で１４時に待ち合わせ。

２匹とも、今回は一人で洗濯ネットに入れることができました。

午前中、現場に行った足で、ペットシッターさんにキャリーバッグを借りに行って、それぞれ別々のキャリーに入れて行きました。

　あおピンは、すでにベタベタの家猫に変身しておりますので、全く暴れることなく、血液検査もスムーズに。

顔の傷も血を取って調べてもらいましたが、アレルギー抗体が血中にたくさんあって、かゆいんだろうなぁ・・とのこと。

塗り薬をもらいました。

血液検査の結果、エイズも白血病も陰性でした。

　葉月は、洗濯ネットに入れて行ったのに、検便する時に洗濯ネットのファスナーを開けたとたん、飛び出してしまいました。

動物病院の中で走り回り、小部屋に隔離して、タモ網で無事に捕獲（笑）

その後も、叫んだり暴れたり、小さいながらも結構大変そうでした。

うちに来た日もそうでしたが、なかなかのヤツです。すばしっこいし、よく周りを観察して隙があれば逃げよう・・と頭もいい、そしてメス猫らしい気の強さ。

　検便の結果、寄生虫は見つからず。

エイズ白血病検査も、どちらも陰性。

ワクチン接種もしてもらいました。

　これで譲渡会にも参加できます。

毎日ちょっとずつでもスキンシップをしながら、人間を怖がらないようになれば、里親さんも見つかりやすくなると思います。