ジャストフィット過ぎてあそびがない・・・

　8/5土曜日。

　先月お引渡し完了した「旭ケ丘の家」にお邪魔しました。

　リノベーション工事だったのですが、工事をする部屋としない部屋があって、しない部屋には工事中入れないように養生をしておりました。

で、お引渡の後、した部屋としなかった部屋の間仕切りのガラス戸の補修と、しなかった和室の襖の張替えを、新たにご依頼くださいました。

住んでいる時は、予算のこともあるし、しなくてもいいかな・・と思っていても、リノベした方がきれいになったのを見たら、やっぱ、破れたままの襖ぐらいきれいにしておかなければ・・・と思うのは分かります。

　リノベを機に、だいぶ断捨離もされたとのことで、物が減り、襖もキレイになれば、これからは和室にお客様をお通しすることも増えるかもしれない・・と。

　わかります、そんなもんです。

我が家も外壁塗装し直した途端、アトリエで打合せする機会が増えました。以前は、何か来ていただくのも気が引けて、自分が出向くことが多かったのですが・・・（笑）

　で、引渡し後、新たな生活が始まった家にお邪魔するのは、とっても楽しみなわけでして・・・。

　じゃじゃーん、本棚の写真を撮らせていただきました。

測ったようなジャストサイズ・・・、いや、測りましたけどね。

真ん中のTVの部分は、正直、TVの寸法をお聞きすることもなく、棚の割付上、必然的に決まってしまった寸法なのですが、本当にジャストフィットだったので、驚きました。

　実はもう1個所、別の壁際にもTVアンテナ端子を設けていて、ご主人はそっちにTVを置くから・・とおっしゃっていましたが、ご家族（お子様たち）が「いやいや、断然こっちやろ・・」と多数決で負けて、この配置になったのだとか。

TV端子やLAN配線ができるよう空配管を入れたり、本棚の棚板を２枚だけ外せるようにしたり、あらかじめ準備はしておいたのですが、こうもピッタリなのを見ると、感動しますな。

　打合せには、建具屋さんも見えまして、この本棚を作ってくださった本人も、感動して写真を撮って帰られました。

　ジャストフィット過ぎて、あそびのない設計ではありますが、蔵書を全部納めたい・・・とのご要望を優先させました。

並べるときも、作者別・・とか、あいうえお順とか、あーだこーだしながら、結構大変だったそうですよ（笑）

そういうのが、家づくりの思い出になるのだと思います。

　追記

　もうひとつ、ホッとしたこと。

施主さんが既製品のカーテンを買うとのことだったので、その寸法に合わせて、事前にレールだけ取付させてもらいました。

近所のホームセンターで買うので・・とのことで、事前に既製品の寸法をリサーチして、既存の窓寸法に合うサイズをお伝えし、「1000×2000　２枚セット」を買ってくださいね・・と事前打合せ。

レールを取付する高さを、そっから割り出しておいて業者さんにお伝えしておきましたが、お引越し後、カーテンがちゃんとおかしなことにならずについたかどうか・・・ちょっと心配しておりました。

こちらもジャストフィットで一安心デス。

それでなくても、多少の高さ方向の誤差は、アジャスタフックで何とでもなるのですけどね。

やっぱ、ちゅんちゅるてんとか、引きずる・・とかにならないよう、結構細かく計算したのですよ。