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18日(水曜日)の備忘録。
午後、日向市内で、CLTを使った現場の見学会があり、一番最終の15:00~の部に申し込みをしておりました。 午前中は宮崎市内で会議だったのですが、余裕で間に合いました。 CLTとは・・、Cross Laminated Timber の略で、簡単に言うと、直行集成材のことです。 これまでの集成材は、木の繊維方向を同じ向きにしてひき板の層を重ねたものでしたが、ひき板の繊維方向を層ごとに直行させて厚みを持たせた大判パネルの材料です。 昨今、このCLTを使って、中高層建築も木造で建築する動きが活発化しており、都会の方では、すでにたくさんの建築で使用実績があるようですが、田舎者はなかなかそのような機会に出会うことがなく、今回、実際の建築現場で見ることができるということで、いそいそと出かけてきました。 設計は、東京に事務所があるSALHAUSさん。 構造設計者も見学会にいらしており、いろいろと質問させていただきました。 木造でありながら、大きなスパンを飛ばし柱のない広い空間を確保するために、屋根版としてCLTを使った事例でした。 屋根にはいっさい梁が使われておらず、厚さ90㎜のCLTパネルだけです。 ちなみに写真で見えているグレーの鋼材は、照明器具を取り付けるための装置でして、構造上の梁ではないとのこと。 CLTのデメリットもあります。 大判パネルを現場に搬入するための経路や、架構に必要なスペースが現場にあるかどうか・・・・ということ。 またパネル加工が可能な工場が、全国でまだ限られていること。 いろんな条件がクリアできてこそ、採用できる材料なのですな。 今回も、屋根版をフラットなCLTで構成することは不可能でして、折板状に折れ折れにつなぎ合わせた形状です。 この折れ折れの屋根が、室内天井にそのまま現しで見えることになります。 天井面に変化があり、とんがり形状がいくつも並んだ「繰り返しの美」を創り出していました。 屋根断熱は外断熱になっているそうです。 完成見学会も是非やってください!!と無茶ぶりして来ましたが、出来上がった内部空間も見てみたいなぁ・・と思いました。 新しい工法の現場だけど、あまりに大きすぎず、自分でも扱えそうなくらいの規模だったので、刺激をもらいました。 ありがとうございました。お邪魔しました。
by aiarchi555
| 2023-01-18 21:00
| 仕事人
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