大分県立美術館

　昨日の備忘録。

　大分県庁で午後２時から始まる会議に出席。

延岡からだと、ちょうどいい時間の公共交通機関がないので、自家用車で参上。

車だと不測の事態が起きたりすることもあるので、早めに家を出て、お昼には大分市内中心部に着いておりました。

　で、前々から行ってみたかった「大分県立美術館」で時間調整。

建物の裏側にある駐車場に停めたので、正面にある美術館のサインオブジェを見逃して帰って来てしまいまして、またいつの日か、リベンジしたいと思います。

　大分県立美術館と言えば「坂茂」、「坂茂」と言えば紙管建築で有名。

紙の建築でプリツカー賞まで受賞した世界的建築家。

昨今は、被災地の避難場所にプライバシーを確保するための空間を作り出したり、難民キャンプに紙でできた建築を作って人々の命を守る活動をしたり・・・と、紙管建築を世界中各地に展開している建築界の異端的存在でもあります。

　とりあえず、まずはランチ、２階のカフェレストランへ。

　カフェのベンチや椅子、テーブル、パーテーション、オーダー用紙のスタンドに至るまで、ありとあらゆるところが紙管でできていました。

　細かいことを言うと・・・・、ベンチの座り心地はよろしくない・・・。

座面の高さ、お尻と背もたれの傾斜なんかが、食事をするときの姿勢に合っていない・・・。

私だけなのか・・と思って、他のお客様をさりげなく観察してみましたが、やはりみんな、椅子座面の先端に、ちょこっとお尻を預けているだけの座り方。

座面が高すぎるのかな？

背もたれにもたれかかると、テーブルに手が届かないし・・・・。

まあ、細かいことなのでウザいですが、エルゴノミクスデザイン（人間工学）までバッチリだったならば、とても感激したはずです。

　ですが、別のところに感激のシーンが待っておりました。

注文したパスタセットのお皿が「小鹿田焼」でした♡。

セットのサラダのお皿も・・・・。

大分県特産の「どんこ椎茸」のクリームソースパスタ、とっても美味しかったです！！

　せっかく美術館に来て、展覧会を見ずに退散するのは、キュレーターにも失礼だろうと、時間の許す限り滞在しました。が、全然時間足りない・・・、ホント不完全燃焼でした。

またいつかお気に入りの展覧会とかしている時に、訪れたいと思います。

　屋外の樹木も少しだけ紅葉が始まっていました。

芸術の秋・・・・ですな。

　さて、会議にも無事に間に合い、夕方終了して駐車場を出る際のこと。

支払い機の脇に車を付けたはいいが、小銭が足りず、かと言って万札しかなく、あたふたしまくりまして、同じ会議に出席された県庁の職員の方に、1000円お借りする・・・という始末。

　やっぱり、何事もただでは済まない年齢になってしまった・・・と、歳のせいにしておきます。