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近所の市営住宅の解体工事が始まりました。
お盆前からバリケードが出来ていて、ああ、解体が始まるんだなぁ・・・と、ぼんやり知ってはいましたが、今日、通りかかって、何かこのままなくなってしまうのを黙って見ていては勿体ない・・・と急に思ってしまいました。 で、現場帰りでカメラを積んでいましたので、おもむろに車を停めて、写真を撮り始めました。 実は、団地好き(団地マニアとまでは言えないけれど)。 日々の生活に追われて、最近はそんなに追いかけてはいないけれど、グーグルマップのストリートビュー機能で、古い昭和の団地を検索したりするのが大好き。 その昔は、同潤会アパートメントに憑りつかれ、こんな本やあんな本を何冊も買っていたぐらいの(まぁその程度の)団地好き。 住んでいるすぐ近くに、昭和の団地がこんなにたくさんあるのに、何でだか、近すぎて日常すぎて全く萌えていなかったのが惜しい・・・。 解体され始めて、慌ててカメラを構えるなんて、遅すぎではないか!!と後悔しつつも、これからしばらく、解体工事を見守りつつも目ぼしい写真を撮れれば・・。 「市営住宅 一ヶ岡C団地」 昭和46年、47年築。 RC2階建て メゾネット形式 庭付き住宅。 間取り図とか検索してみたけど、ネットでは見つけられませんでした。 1階は北入り玄関、玄関の左右に浴室とトイレ、奥に進むとDKが南側の庭に面している。 1階のど真ん中に階段があって、2階は階段を剪んで北と南に1室ずつ。 2DKのメゾネット・・という感じだろう。 1階の庭部分には、DIYで屋根付きテラスを作ったり、何なら壁まで作って部屋を増設したりしているところもあったりして、昭和の暮らしのおおらかさというか大胆さというか、そんなところも残っていて、見れば見るほど楽しい。 外観からだけだと、まだ住めそうな気もしますが、昭和46年ということは・・・、築51年かぁ。 公営住宅法の耐用年数に照らし合わせると、やはり寿命が来た・・と言わざるを得ないのだろうなぁ。特に、水回りについては、リフォームして機器を新しくしても、配管とか電気とか自体が追い付かないのだろうなぁ。 それにしても、このメゾネット形式の団地は、この年代に流行ったのだろうか・・。一ヶ岡団地には軒並みこの2階建てメゾネットが建てられています。 庭付き一戸建て住宅の団地内にあって、公営住宅と言えども、戸建てに負けないぐらいの暮らしができますよ・・と言うのが売りだったのかもしません。 確かに、DKの前に広い庭がついているのは、気持ちが良かったに違いない・・・。 アパートの外壁の「46-1」とか「47-12」という番号は、昭和46年築の1号棟・・・っていう意味だと思う。モザイクタイルで文字を書いているところも、かわいいのだ。 北面のドアと窓が、アルミサッシに入れ替えられている棟もあれば、木製建具のままの棟もあり、この木製窓がまた萌えポイントなのでした。 まずは、解体が始まった外観の様子をオンパレードで。 つい、数カ月前までは、まだ住んでいる人もいて、庭もきれいに手入れされていたり、盛大に庭に洗濯物がなびいていたりして、とっても生活感に満ち溢れた団地だったのに、人が住まなくなってから、草ぼうぼうになったり、玄関ドアの前まで蔓性植物が占拠したりしていて、切なさが漂っていたりします。 こうしてみると、この団地の一群は、シンプルで無駄のないモダン建築だなぁと思います。 南面の2階の門型の庇が、とってもカッコいいと思います。 さて、次回は解体中の室内を・・・。
by aiarchi555
| 2022-09-02 20:32
| 趣味人
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