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今日は節分。
だからと言って、太巻きを食べることも、豆を撒くこともなかったけれど・・・。 今日は、息子の卒制(卒業制作)の学内発表の日。 30年前の自分の卒業設計の時のことを思い出すと、連日3時間ぐらいの睡眠で、ひたすら製図室にこもり、お風呂に入りにちょこっとアパートに帰り…みたいな生活だったから、きっと息子も最後の追い込みで頑張っていたに違いない・・・って想像。 時代も違うし、特にコロナ禍で、学校にこもる・・ということは無いのかもしれないのだけど、帰りは毎日遅いようだったから、母としては「間に合ったかな?うまく発表できたかな?」と心配はしていたわけで・・。 夜、LINE通話してみた。 これから仲のいい友達が部屋に来て、2人だけで卒制が終わった打ち上げをするらしい。 ゼミのみんなで・・とか、学科で打ち上げ・・とか、そんな飲み会が出来ない時代の学生は、少し不憫だわ。 発表は無事にこなし、展示した1m大のレーシングカーの模型も「見応えがあった・・」と別のゼミの先生から声をかけてもらったり・・と、達成感の感じられる卒制だったと本人の安堵した声を聞くことができて、ちょっと嬉しかった。 息子の卒制を通じて、私は最近、ちょうど30年前の今頃のことをしょっちゅう思い出していました。 それぞれが製図台に向かって、イヤホーンをしながら自分の世界にこもっていました。 製図室にあったソファで仮眠をとる人もいれば、製図室内の洗い場で調理してご飯を作る人もいたり、集中力が切れて友達通しでしゃべったりしている人もいたり・・。 自分の持ってきたCDを何百回も聞いていると聞き飽きてしまって、友達と交換したり・・・。 そんな中、強烈に覚えているのは、真夜中、製図室に残っていたのがほんの数人だった時、みんなとってもハイになっていたのか、それぞれが聞いていたイヤホーンを外して、製図室じゅうに流して聞いたこと。 ある友人は、さだまさしの熱狂的なファンで、夜通しさだまさし・・だった。 その時初めて「案山子」を聞いた。 『元気でいるか 街には慣れたか 友達出来たか 寂しかないか お金はあるか 今度いつ帰る 』 時期が時期だけに、4年生の(関西の大学では4回生っていう)の正月は帰省しなかった。 友達3人で、東大寺に除夜の鐘を突きに並んだ。 奈良の冬は寒い。連日凍えるような中、自転車で学校に向かって、夜中まで製図室にこもった。 夜アパートに帰るのは寒いので、徹夜して日中アパートに帰って、お風呂に入って、洗濯して、また学校に行った。 学校のソファで寝ていれば、誰かかれかが起こしてくれるし、寝過ごしてしまう心配もなかった。 私だけじゃなく、そんな生活を何人もの女子学生たちが送っていて、たいがいそんな学生は地方出身の一人暮らしだった。 ある日の夜中、集中力が切れてハイになっていたのか、さだまさしがグサグサ心に刺さった。 今の時代の学生の卒制事情は分からないけれど、これが終わったら卒業だ・・という、トンネルの先のほんの少しの光を見ながら目標に向かう気持ちは、そんなに変わらないのではないだろうか? とにかくお疲れさんでした。 今日は、息子の卒業単位が全部揃った節目の日。 学生時代の半分はコロナ禍中だったけれど、それなりに挫折も味わっただろうけど、卒制も自分の好きなテーマを貫き通すことが出来たし、何だかんだ言って、本当に恵まれた学生時代だったのではないだろうか・・と母は思う。 制作した模型の実物も見てみたいので、3月頭、真剣に上野に行ってみようかしらん??と思うのでした。 画像無し
by aiarchi555
| 2022-02-03 22:05
| 母
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