中止になったりオンラインになったり

　ここに来て、オミクロン株の感染拡大が広がっており、宮崎県でもこれまでにない感染者数の増加のニュースが、連日流れています。

蔓延防止措置が取られることになるようで、来週予定されていた行事が、のきなみ予定変更になりました。

　24日月曜日は建築家堀部安嗣氏のセミナーの予定がオンラインZoomでの開催に変更、27日木曜日は市内某中学校にて講話の予定でしたが中止になりました。

現場の最終追い込み時で忙しい最中ですので、半ば助かった・・というのも正直なところではあります。

が、もしかして楽しみにしてくださっていたならば申し訳ないですね。部活や行事の多くが延期や中止になってしまって、本当に気の毒な子供たちです。

生の堀部さんは、一度北九州で拝見したことがありましたが、大会場でしたので、登壇された姿は点でした。

今回は間近でお会いできるのを楽しみにしていましたが、残念です。

　さて今週もなかなかデスクワークの時間が確保できませんが、今日は終日アトリエで仕事するようにします。

　仕事の備忘録。

　年明け、第二週、第三週の土曜日は、１年点検にお邪魔しました。

２件とも、まだ１年ちょっとしか経っていないこともあって、取合い部の隙間とか、建具の建付けとか、小さな問題はいくつかあったものの、気持ちよく生活しています・・とのことで、安心しました。

小さいながらもお庭の手入れにも余念が無く、緑が芽吹く頃にはまたお邪魔したいと思います。

　今週は、月・火・水と連続で現場打合せ。

仕上工事に入り、連日、さまざまな業者様が出入りします。

それぞれの業者さんが来られる時間に合わせて、その都度打合せ。

本当なら、現場監督さんにお伝えして、それを監督さんから現場に伝えていただくのが本当でしょうけど、現場監督さんは別件の現場で大忙しだそうで、この現場にはあまり来て下さらないのですよね。

私自身が後悔しないように、お引渡しまで抜かりないように取り組みたいと思います。

　昨日は午前中、新規の案件のご相談を伺いに、宮崎市内に。

以前（へえ、もう５年前になるのか・・・）、設計監理でお世話になった施設の、第二弾の事業展開です。

また今回もお願いしたい・・と言って頂けて、嬉しい限りです。

候補敷地を見せていただいた後、理事長さんに今回の事業についてのスケジュールなどをお聞きし、その後雑談。

同い年の子どもを持つ親として、この春社会に出る子供たちのこと、施設運営のこと、事業の理念を下の世代に伝え育てていくことなど・・・。

コロナで、あまり人とこんな話をする機会が無かったので、おしゃべりの時間があっという間に過ぎて行きました。

ちょっとまた、仕事に向かう活力をもらったような気がします。

　年末、無事に工事請負契約まで済ますことが出来た案件は、春からの着工予定ですが、今、敷地内の既存住宅の解体工事中です。

土地購入の契約では、解体整地引渡し・・ということなので、この解体工事は不動産屋さんが指揮を執って下さっています。

ですが、何か「おとむらい」というか、前にここに暮らしていた方の代わりに・・と言っては大袈裟ですが、日々形が失われて行く様子を見納めていきたい気持ちになり、外出する用事がある時は、必ず帰り掛けに寄り道してしまいます。

※「おとむらい」という言葉は、先日Eテレで放送された「100分で名著　金子みすゞ」の誌のタイトルからいただきました。

　家は完全に形を失いましたが、姓が刻まれた門柱が、ぽつんと立っており、なんとも切ない気持ちになります。

　明日はまた健康診断で午前中潰れますので、今日はこれから集中してデスクワークに励みたいと思いまする。