雨続きで

　いろいろ、あちこち、やっている間に、ずいぶんと更新が滞っていました。

今日が８月最初の投稿ですな。

　お盆が明けたら、いよいよ御料理やさんの着工・・・と意気込んでおりましたが、この長雨つづきでなかなか着工できずにいます。

ですがこの間、いろいろと心配していたことをひとつずつクリアにしていく時間を設けることが出来て、良かったのかもしれません。

　今日は、プレカットの最終打合せと大工さんとの顔合わせで、施工会社さんの事務所に伺ってきました。

プレカットの図面のやり取りは、これまでもメールで何度かして来ましたが、実際に携わって下さる棟梁にも確認したい点がありまして、時間を作って同席していただいた次第。

　今度の現場は、化粧で見出す部分が多く、木造の架構そのものが意匠として見せる部分になるので、ボルトの取り方とか、材料の取り方とかまで、神経を使います。

こんなに「和」を真剣に取り組んだのは初めてのことだし、私の未熟な知識や技量だけではとうていいい建築にはならないだろう・・と心配して打合せに臨みましたが、ベテラン大工さんがすでに図面一式にしっかり目を通してくださっていて、頼もしい限りです。

　架構やボルト取り、瓦割付による軒とけらばの出など、細かい部分について、プレカット担当者も本当によく考えてくださっています。ありがとうございます。

　外壁通気の取り方とか、面戸板の加工のこととか、土間床の付け巾木廻りの納まりとか、部分詳細図はそれなりに描いていたものの、大工さんの知恵や経験もプラスされて、有意義な打合せが出来ました。

現場の心配事がこれでスッキリしました。

　打合せの後、プレカット工場に使用する木材の一部が届いているとのことで、見に行って来ました。

杉の芯去り材、年輪も結構詰まった強度の有りそうな材です。

表面の柾目も美しい・・・、和室の化粧柱になる材料たちです。

まだ搬入されたばかりのようで、ビニールを被っていましたので、ちょっとめくってもらって断面の方を撮らせてもらいました。

　大工工事よりも、基礎工事よりも先に、設備屋さんの土間配管工事があります。

先週から、設備屋さんにも詳細な図面をご提示いただき、上水下水のインフラ整備についての手続きなど、すでにガンガン仕事していただいています。

現場作業という目に見えた動きはまだないものの、それに向けた準備は着々と進んでいます。

　

　遡って、今月初めの写真。

地盤改良工事の写真です。

猛暑の中、74本の杭芯を１ヵ所１ヵ所一人で出して下さった現場監督さん、ご苦労様でした。

　お盆明けに着工するから・・と、月の初めに無理やりスケジュールを組んでもらった改良工事です。

セメントミルクの柱状改良工事。

　予定通り、８月第一週目で完了した地盤改良工事の後。

どことなく初秋を感じさせる空と雲。

　そっからお天気が下り坂になってきて、梅雨かと思うような長雨です。

そろそろ青空が恋しいです。

工期はたっぷり頂いていますので、焦らず、急がず、丁寧な仕事をしていきましょう！！と、施工会社さんともお話したところです。