斫り（ハツリ）工事

　午前中、某店舗改修工事の現場打合せ。

電気設備業者さんと、スイッチ・コンセント、照明器具、回路分けなど、細かいところまで決めました。

住宅と違って、事務所や施設での設備設計は、その業種や施設の使われ方などによっても、様々考え方があって、奥が深い分野ですね。

実際にそこでお仕事される人の声が一番大切でしょうから、今日はスタッフの方も打合せにご参加してくださいました。

　今日の現場は盛大に斫り（タイルや床コンクリートのハツリ）工事が行われていて、すぐ隣にいる人と話すにも、シャウトしあう状況。

お互いマスクをしているから、飛沫対策は大丈夫でしょう（笑）

　解体と同時に、新しくなる部分の下準備も進みます。

　事務所部分は、床を上げてフリーアクセスフロアにするのが現代のIT時代に対応しやすいのですが、コストの関係や他の部屋との段差の問題もあって、既存の土間コンを斫って床コンセントやLAN配線を実現させようというもの。

　それから、新たに設置するトイレやキッチンまでの給排水配管ルートも、設ける必要があります。

もともとの既存店舗は、外と内の高低差がほとんどなくて、管の勾配を確保するのも大変そうです。

　こんな大きな規模の建物、しかもリノベーションというのは、初めての体験なので、工事のすべてが興味深く、職人さんの邪魔をしながらウロウロしてしまいます。

ベテランの現場監督さんや、大きな施設の工事経験豊富な職人さん方に、どーんとお任せしています。

施主さんのご意向を伺って、図面にして、間違いがないように現場に渡して、見て回る・・・という役目に徹します。

　既存屋根から雨漏りしている箇所が１箇所ありました。

昨日は大雨が降りましたが、雨の前に補修してくださって、その後、漏るかどうか確認してくださったのですが、今日現場に行った時には止まっていたので、補修が効いたのでしょうな。

築年数が進むと、あちこちの箇所からまた同じようなことが起こるかもしれないので、全面的にシートやカバーを施工し直すようにします。

　外部足場が組まれ始めましたので、後日、屋根の上にも上がってみたいと思います。