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これはカテゴリを「仕事人」にしてもいいものか?
もやは「趣味人」か「暇人」の域ではないのか‥と思ってしまいますが、とりあえず仕事にも関係することなので・・・・・。
2月のネタなので、すでに月をまたいでしまって、後々見返す時にマンスリー検索したら「あれ?記事がない」ってことになるかもしれませんな。 と、前置きが長くなりましたが、 2月27日(土)、日南市の飫肥城周辺の散策に行って来ました。 メインの目的はありましたが、お決まりの「ついでに・・・」を炸裂させて、近辺の行きたかったところにも足を延ばしたというわけ。 メインの目的は「PAAK Hotel 犀」の開業前見学会でした。 飫肥城周辺の「重要伝統建造物群保存地区」に指定された地域内の民家をリノベーションして、一棟まるごと貸切ホテルとして生まれ変わらせた建物です。 地元の設計事務所が、建物の取得から設計監理、施工、作庭、ブランディング、家具や備品やアメニティのデザインから、今後のホテル運営まで一貫して行う・・という取組です。 これまでにも、日南市内の空き店舗再生や、飫肥の武家屋敷のリノベなど、多くの実績をお持ちですが、その取組みのノウハウに、ちょっと興味があって、友人を誘って行って来ました。 並々ならぬ熱量と、きっと口で語られる以上の苦難があったのだろうと想像します。 設計監理の仕事としては、完成見学会というのは一つの区切りですが、これから開業運営していく・・というところが、この事業の真骨頂なのでしょうから、本当に大変なのはこれからなのかもしれません。 これまでに取り組んで来られた経緯も考えると、ひとつ軌道に乗せることで、事業が展開していって、人材も集まり、次へ繋がっていく・・という好循環を生みだせているのかなと感じました。 最初の一歩を踏み出す時のご苦労が、実は一番大変だったのかもしれません。 その話は、次の「その②」で・・・。 施設の様子は、オフィシャルHPで見ていただくのが一番かと思います。 確かに建物は古かったですが、外壁や屋根についての補修には、伝建地区ならではの色々な制限がある代わりに補助金もでるそうです。 昔ながらの佇まいを踏襲した、城下町らしい外観でした。 内部は、日本古来の民家の土間空間を、ホテルのエントランスホールとして、とても斬新にアレンジされていて、「陰翳礼讃」に出て来るような、ちょっとほの暗い奥の間の感じと、自然光がふんだんに入って来るお庭に面する廊下とのコントラストが絶妙でした。 ホテルとして1泊2泊とか短期間の滞在ではもったいない・・・もっと居たいと思わせた時点で、もう大成功でしょうね。 これが住宅のリノベだったとしても十分イケてる感じです。 洗面台に使われていた「飫肥石」。 この日は、あちこちで見かけた材料です。 コンクリート平板のような素朴さに惹かれます。 「伝建地区」という、町全体のポテンシャルがあることはもちろんですが、取り組む仕事としては1棟1棟それぞれに相当の力を入れているのが分かります。 人を感動させる仕事には、大きなリスクが付きものなのだ・・・・な。 そこをひょいひょいと乗り越えて行く人は、実は決して力んではいなくて、むしろ飄々としていらっしゃる・・・。 いや、そんな風に決めつけては失礼かも。 誰よりも苦しみ、悩み、崖っぷちをしっているのかもしれない・・・。 そして、きっと周りからの絶大な協力を得られる「想い」を持っている人なのだろうな。 コロナ禍で、外出自粛期間が長く、お出掛けするのも久しぶりでしたが、時々こんな刺激が大切ですね。
by aiarchi555
| 2021-03-02 16:58
| 仕事人
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