３年も経つと

　某店舗改修工事。

　３年前に設計した当時の資料で現場を進めていると、この３年の間に商品が廃盤になったりしているモノがいくつかありまして、設備機器類や照明器具など、当時どんなものを選んでいたのか、復習したり、再度選び直したりするのに追われています。

　

　当然、施主さんの方も、３年前とは考えが変わっていることもあるでしょうしね。

やはり設計したらささっと現場に移るのが一番ロスが少ないですね。

記憶も新しいので、設計した時に気を付けたこととか、どんな意図があってこうしたのか・・・とか、ちゃんと現場に反映できますしね。

　で、昨日の現場。

旧店舗のすべてに手を入れるわけではなく、間仕切りして、事務所とショールームとトイレを新しくします。

普段は、仕事のほぼ100％が木造の住宅なので、軽天間仕切りの現場なんて、超新鮮で、ジロジロ見入ってしまいます。

　軽天スタッド65㎜なんて、設計中は「細っ！！」と思っていましたが、実際の現場で見ると、結構しっかり強度もあって全然OKなのですね。

他の現場と掛け持ちの業者さんは、どうしてもここまでして帰りたい・・・と、夕方６時過ぎまでお仕事して帰られました。

ご苦労様です。

　しかし、作業の速いこと・・・・。

５分間隔の写真ですが、あっという間に壁の片方のPBが終わりました。

　今回の工事では、なるべくゴミを出さないで済むように、既存の床とか天井を剥がさずに、上張り（重ね張り）することにしましたが、新旧の取合い部分の見切りとか、いろいろ細かい部分の打合せも必要ですな。

　

　現在、解体する部分と新しく作る部分が同時進行中。

お忙しい業者さん方の予定を、上手にスケジュール管理しながら、業者さん同士がかち合わないよう邪魔にならないよう進めてくださっています。

　どの現場でもそうですが、施工管理の人って、尊敬します。

他人が描いた図面を、しっかり読み取って、どんな順序で、どんな風に進めていくのか組み立てるのって、すごいことです。

実際の職人さんの作業そのものも分かっていないとできない仕事なので、その知識量と判断力は半端ないですね。

そういう方々に、いつも助けていただきながら、仕事が成り立っているのだと感じます。