情報共有

　今日の夕方、自宅に太陽光発電の蓄電池の営業の方が、飛び込みで来られました。

「奥様でいらっしゃいますか？？」的な営業なので、うちが設計事務所しているとか、ご存じなく来ている様子。

　つい先日、我家の太陽光発電のパワーコンディショナが故障して、新品に取替工事してもらったばかりですが、実は、その工事依頼をした翌日にも、一通の封書が郵便で届きました。

大阪に本社のある太陽光発電の業者さんから、メンテナンスに関する案内チラシでした。

　こういうのって、偶然ではないと思っています。

太陽光発電の修理を依頼して、業者さんからパワコンの発注がなされてから、情報があちこちに出回るのだろうか。

　一時期、国を挙げてZEH住宅の推進の動きがあり、大手ハウスメーカーさんやビルダーさんが、ZEH登録業者であることをアピール営業していましたね。

その後、一気に盛り上がった太陽光発電バブルは、一気に崩壊し、太陽光発電の販売に新規参入した業者さんで苦い思いをされているところも多いと聞きます。

国が音頭を取って、ブームを起こそうとしている動きには要注意・・・というのは、私の個人的な持論です。

バブル経済崩壊の仕組みを知っていれば、その後に起きた色々なプチバブル（仮想通貨とかタワマンとか太陽光発電、ハイブリッドカー）は、真に同じ流れだからです。補助金をバラまいてどんどん投資させて、ある時突然、制度を変更する・・・、一種の詐欺のようだわ。

　まあ、それはともかく・・・・、太陽光発電の業者さんの間には、情報共有のネットワークが出来上がっていると思われます。もしかして、その手法は国のお墨付きなのかもしれません。

　

　何か気持ちの悪い制度だな・・と思いつつ、「蓄電池は検討した結果、まだイニシャルコストが高すぎて時期尚早だと判断して、このまま余剰電力売電します」・・・ってお話して、お帰り頂きました。

そのために、パワコン入れ替えたばっかりですからね。

　寒いのに、本当にご苦労さまなことです。

県外の会社の営業マンで、県外の方言でしたので、わざわざいらして下さったのでしょうけど、ごめんなさいね。年末までにノルマがあるのかもしれない・・・と思うと、気の毒な気もしますが。

　地球環境への負荷を低減するための技術やシステムを、金儲けのツールにした途端、わざわざ森林を伐採してまでメガソーラーを作ったり、生産が間に合わないほど「売り」を加速させたり・・・と、本末転倒な事態が全国各地で起きました。

だから逆に、太陽光発電に嫌悪感を抱くことにも繋がっているのではないかと思います。

　私たちは、補助金やブームに踊らされて、本質を見失ってはいないだろうか？

住宅の新築に関連するいろいろな補助金制度や、期間限定の優遇制度がありますが、制度を利用するために家を建てる・・・わけじゃなくて、本当に必要なモノ、大切なコトとは何か、考えたいと思います。


　何か、話がだんだん逸れてしまいました。

悪しからず・・・・。