チビチビと進んでおります

　午後、「南町の家」。

　この１週間、ぱっと見あまり進んでいないように見えますが、室内の仕上工事とか、屋外の左官工事とか、チビチビと進んでいるのですよ。

　左官工事は、屋外のテラスやポーチと一緒に、室内の土間床のモルタル塗りもしてしまいます。

なので、来週はちょっと進んだ感じが見受けられますかな？

　月曜日にはキッチン取付工事も予定されています。

そして、室内の漆喰塗り仕上が月末にかけて行われる予定です。

　大工工事が終わって、予定よりも何か早いんじゃないの？？と思っていましたが、まあまあ、予定通りの進捗状況になって来ましたな。

さて、ここから劇的変化が楽しみな現場です。

　土間の大きな窓から陽が燦燦と入って来て、寒くなる季節、こりゃ、日中暖房いらずだわ・・・っていうぐらいぽかぽかでした。

昼間のうちに土間にたくさん熱を蓄えて、夜から翌朝にかけてじんわりと放熱するような、コンクリート蓄熱暖房になることでしょう。

そして夏は、軒の出が日光を遮ってくれることでしょう。

　太陽の光や熱、風、雨水などの自然の現象を、家に取り入れたり、逆に遮ったりしながらコントロールして、電気や石油などの人工エネルギーをなるべく使わない住まい方や家づくりは、パッシブエネルギー住宅と言われ、もうずいぶん前から提唱されてきた手法です。

　声高にそれを掲げているわけではありませんが、いつもそれをプランニングの基本に据えて、なるべく機械に頼らず、心地よい暮らしが出来るような家づくりをして来たつもりです。

　冬、積雪もあるような寒い地方での暮らしが長かった施主さんは、宮崎の冬なんて冬じゃない・・・と言っておられましたが、きっと冬は穏やかに暮らせそうですね。