17年でお釈迦

　築17年の自宅。

来年の春で満18年になろうとしています。

　当時、まだ今ほど普及していなかった太陽光発電を屋根に載せまして、かれこれ17年間、一度も故障せず、順調に発電してきました。

当時の売電価格は、48円/kwhでしたし、昨年の11月までずーっとその価格で、余剰電力を売電していましたので、投資した分の7割ぐらいは元が取れたのかな・・などと思っています。

　10年前ぐらいから、国策もあったのでしょうけど、太陽光発電の普及が一気に進み、売電した金額で住宅ローンを払える・・などという、半ば詐欺的な商法まで出回って、猫も杓子も太陽光発電・・という時代も訪れましたな。

それも電力会社の売電価格が下がることで、一気に冷めましたが・・・。

まあ、こうやってプチバブルを発生させては、時期を見計らって泡を潰し、庶民が損をし、どっかの誰かがボロ儲けする仕組みが出来ているのでしょうな。

なので、世の中で大ブームになっているものには、要注意・・というのが持論です。

今、世間を賑わせているアレも、どんな仕掛け人がいて、どんな裏があるのだろうか・・・と疑心暗鬼なのでございます。



　いやはや、毒を吐くのが目的ではなくて・・・。

実は、18年目にして、ついにパワコンが逝ってしまわれたようです。

先週から、10分おきぐらいに「ピーピー」と電子音が鳴るのですが、何が鳴っているのか、検討もつかず・・・。

キッチン廻りの家電製品を、あれこれチェックしてみても原因が分からず・・・。

昨日、ようやく、音の出所が判明しました。
キッチンの上にあるロフトにパワコンを設置しているのですが、キッチン方面から音がするので、てっきり、食洗機が怪しい・・・とにらんでいましたが、ハズレでした。

　

　こんな秋晴れの晴天の日には、それはそれはよく発電するのですけど、パワコン故障のせいで、液晶画面には「0.0KW」と表示が・・・。

当時、太陽光発電の工事をして下さった業者さんに連絡しようも、すでに廃業されており、さてどうしたものか・・・と考えて、自宅の電気工事（太陽光以外の部分の）をして下さった業者さんに連絡してみました。

　うちの太陽光発電システムは、SANYO製です。

いまや、この会社も無くなってしまいましたが、その技術やシステムはパナソニックが買い上げて、その後、商品の名称などは変わったものの、メンテなどは対応してくださっているとのこと。

試しに、取説に載っているお客様センターに電話してみましたが、「現在つかわれておりません」アナウンス。

　業者さんの方から、パナソニックの太陽光関係のサービスセンターに連絡してくださって、そちらから直接私に電話してくださるように手配してくださいました。

「すでに生産終了品になっていて、仮に基盤交換で、直るのかもしれないが、基盤自体の生産がされていない・・・」とな。

なので、結論から言うと、パナソニック製の新しいパワコンを買って、入れ替えなけれなならない・・ということですね。

　まだパネル自体の寿命は来ておらず、発電自体はしているので、やはりパワコン入れ替えするのがいいのでしょう。

昼間使っている自宅の待機電力分ぐらいにはなるでしょうしね。

とりあえずは、工事費も含めたお見積りを頂くことにしました。

　機械には必ず寿命が来るのですよ。

なので、投資に見合った「暮らしの豊かさ」とは、どういうことなのか・・・？
もっと言うと、そもそも「暮らしの豊かさ」とは、何なのか・・・・？

これから新築したり、システムを導入したりする施主さんには、18年経とうとしてる自宅の事例が、是非参考になれば・・・と、これもネタになりそうです。