生暖かい湿気

　昨日の夕方から雨が降り始めて、朝方には上がりましたが、生暖かい湿った空気漂う一日です。

　今日も朝から「南町の家」。

造作建具・家具工事の件で、現場打合せ。

トイレと洗面所の表示錠に、古道具店で見つけたコレを付けることになりました。

　電話やメールでの打合せも出来なくはないのでしょうけど、こんな希少なモノの取り扱いとか、取付位置とか、その他諸々について、やっぱり現場で実際に見ながら打合せしたかった・・ということ。

　すでに建具屋さんの工場の方では、建具の製作も始まっているそうで、今更スミマセン・・・という申し訳なさもありますが、こだわりたい部分は、妥協したら後悔しか残りませんからね。

私は口を動かし、あれこれ指示するだけですが、実際に手を動かして形にして下さる職人さん方に、本当に感謝感謝です。

　屋外ではミニユンボが動いていました。

給排水設備工事。

雨水配管経路が、庭のど真ん中を通っていて、植栽の予定がある部分を貫いていましたので、経路を図面の通り、建物に近い方に移動してもらいました。

　給排水の配管経路図も、設計時に私の方で描くのですが、寸法値こそ記入はしませんが、それなりにあれこれ考えて悩んで描いていまして、適当に線を描いているわけではないのです。

もちろん、図面が一番正しいとも限りません。

現場からの指摘や提案によって、設計段階では気付けなかったことに気付くこともあります。

　設計図面と違うことをしようとする際には、一報下さって、どんな意味があってこの位置にしているのか、もっとこうした方が施工性がいい・・とか、双方で確認し合ったり、議論し合ったりしなければならないと思います。

　なので、なるべく現場サイドからものが言いやすい環境を作りながら、円満に工事を進めていけるよう私自身も人間の器を大きくする努力をしなくては・・・・。
いや、見た目は十分デカいんですけどね（苦笑）。

　シャッターのある部屋では、分電盤と電気配線のつなぎ込み作業中。

内装が済んだ部屋から、どんどん器具の取付も始まるのでしょう。

　完成したら、天井裏や壁の中や床下に隠れて見えなくなる電気配線や給排水配管ですが、だからこそ間違いがないように、丁寧に施工していただいています。

　　今日の現場は、目立った変化は見られませんが、こうした裏方で家の機能を支えている設備関係の仕事が着実に進んでいました。