30周年記念号

　今日はアトリエにこもって、もやもやした気分で仕事をしているせいか、どうも現実逃避的にblogしている感もありますが、今しがた郵便が届きまして、注文していた本が届きましたので、またも仕事の手を止めて、パラパラめくってる次第。

　歳を取って来たからなのか、時代の流れなのか、最近仕事をする上で、とても意識するようになったテーマ。

いやいや、若い頃からずーっと意識はしていたつもりですが、ご予算がぁ・・と言い訳にしてきたのかもしれません。

これまでのコンフォルトのシリーズでも、度々取り上げられてきたテーマですし、いやそれがこの雑誌の本流であるのでしょうけど、改めて興味津々な中身です。

　そうか30周年なのか・・・、アトリエの本棚のコンフォルトの棚。

全ての号はありませんが、興味のある号は手に入れて来ましたな。

　敬愛する堀部氏と、作家さんとの対談も興味深いです。

　大谷石の床、県産杉とシラスの壁・・・・、現在進行中の現場で使った素材はそれなりに充実していますが、要は何を使ったか・・というよりも、どう使ったか・・・なのでしょうな。グサッと刺さります。
　進行中の現場の設計当初からのテーマ「水之江チェアが似合う家」。来月完成の現場、果たして、素材の表現が生きる家になっていますかどうか・・・・・？
　家の広さとか、最新の設備機器類とか、それが住宅の善し悪しを決めるものではない・・・、素材の持つ時間軸が創り出す美しさと、適材適所による心地好さとか、そんな価値観を大切にしながら、これからの仕事に励みたいと思いました。