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昨日は日曜日でしたが、数か月ほどずーっとお待たせしていた施主さんと、初回プレゼン打合せを行いました。
時間がかかった割に、いや時間をかけたからこそ・・と言うべきでしょうな、もやもや感が吹っ切れた気持ちでプランがまとまりまして、無事にプレゼンが終わりました。 今回は、飲食店という用途の店舗建築です。 施主さんと一緒にお店を切り盛りしていかれることになるご家族にも一緒に打合せに参加していただきました。 春先からずーっと頭の片隅に「やらなきゃ、やらなきゃ・・・」と思っていたしこりのようなものが取れた安堵感。 決して、とりあえず片付けた・・的な感じではなく、しっかり考え抜いた案をご提示できたと思っています。 これから、このプレゼンをたたき台にして、次のステップに進むのか、ここで終わるのか・・・・? 今日、月曜日。 午前中「パン屋のある家」の現場。 今日から新しい局面に入る予定。 電気工事とか、外部左官工事の下地とか…諸々。 が、現場に到着してみると、なんとなんと、電気配線工事は8割方終わっているし、空調工事の先行配管工事も終わっていました。 聞けば、昨日、日曜日のうちに、一人で現場作業されていたのだとか・・・。 大工さんとかち合わないように、休みの日に作業しに出てこられていたのですね。 ご苦労様です!! 電気配線図と見比べながら、現場内を歩き回りました。 で、配線工事やスイッチコンセントBOXの仕込みが終わったところに、断熱材の仕込みが始まっています。 すき間なく、そして袋の耳の部分を躯体の室内側の面きれいに広げて施工してくださっています。美しいです。 グラスウールの施工のお手本写真のようです。 断熱材には、色々な種類があり、それぞれにメリットデメリットがあります。 グラスウールは一時期、そのデメリット面がことさら大きく取り上げられ、それに代わる石油を原料とする発泡系の断熱材が普及してきました。 ここで、断熱材の種類や比較検討をするのは控えますが、グラスウールを使うメリットとしては、一番はコストバランスがいいということでしょう。 そして、廃ガラスの再利用、そして建築解体後もリサイクルして再び原料になるという点で、環境負荷も小さい材料だと言えると思います。 密度や厚さによって多様な種類があり断熱性能も選ぶことができますし、施工する部位に応じて、その種類を選んで施工することもできます。 製品は時代と共に改良されてきており、カット面のチクチク感も低減されてきています。 隙間が生じたり前面の防湿シートが破れていたり、施工の仕方が悪いと、性能が十分に発揮できないどころか、壁体内結露というグラスウールが一番叩かれる原因となった事象が起こってしまいます。 なので、口やかましいおばさんになって、ダメ出しをすることもあります。 この現場の大工さんは、前の現場の時もお世話になったのですが、とても丁寧に断熱材を仕込んでくださいます。以前、グラウウールの入れ方の研修を受けたことがあるのだとか・・・。 安心してお任せできます。 壁断熱材は、一旦仕込まれたら、解体するまでお目にかかることはなくなる材料です。 経年変化に耐えられるのか・・・という点では、近年新しく出て来た各種断熱材は、実績が乏しいという点で、不安感も残ります。 自然素材を原料にした、例えば廃パルプや廃羊毛を原料にしている断熱材もあります。 自然素材という点は魅力的ではありますが、防虫性能とか、接着材の耐久性とか、諸々の面での経年変化のデータがあまりないのが心配な点です。 そして何より、コストが高い。 家はいつか取り壊される時がやって来ます。 その時に、木材にびっしりとこびりついた石油系発泡タイプの断熱材は、解体作業の手間が大きくなることでしょうし、もしかしたら、そのまま木材もろともゴミにされてしまう可能性もあります。 建てる時のことだけでなく、役目を終えた時に、どんな風に解体され、リサイクルされ、土に還っていくのか・・・ということを考えた材料選びをしていきたいと思っています。 そのほか、サッシのガラスの確認もしてきました。 現場は準防火地域に入っている地域でして、延焼の恐れのある部分の窓は防火設備にすることが法律で要求されています。 近年、網入りガラスではない、耐熱透明ガラスの防火戸も流通していて、部屋ごとに使い分けをしましたので、図面の指示通りのガラスが入っているかの確認。 屋根工事も、今日完了しました。 すでに先週の初めには、斜面部分は葺き終わっていたのですが、切妻屋根の棟換気部材とカバーの取付が今日完全に終わりました。 こちらも丁寧な仕上です。 もう1件、着工した現場に寄って帰ります。 屋外の給排水配管が終わっていて、基礎工事待ちです。 製本早くしなくては・・・・・。 これが次の最優先の課題ですな。 今日も暑い中、現場で作業されている方々、本当にお疲れ様です。
by aiarchi555
| 2020-08-03 20:11
| 仕事人
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