餅は餅屋 かな？と思って

　息子がバイクで事故に遭って、早くも3ヵ月が経とうとしています。

親の心配もよそに、本人はもうすっかり元の生活に戻っているぐらい、元気になっているのですがね。

　今回の事故の過失割合が9：1（こちらが1）で、相手の方はお怪我は全くされなかったということもあって、

本人が被保険者になっているバイク保険は今回使わないことにしました（保険請求をしないということ）。

保険請求すると、等級が下がるし、次回からの保険料がUPする・・・ということが理由。

自分が被害者側の事故なのに、自分にとってマイナスになるのは嫌ですからね。

そうなると、諸々の交渉事や連絡事項を、本人が相手の保険屋さんとしなくてはならず、そろそろ疲れてきた感じ。

保険請求しなくても、保険屋さん同士でお話してくださるようお願いは出来るのでしょうけど、結局、相手の保険屋にしても、自分側の保険屋さんにしても、親身に相談に乗ってくれる存在ではない・・という点で心理的に違いはないわけです。

　バイト帰りの事故だったということで、当初、健康保険組合から「健保は使えません、労災申請してください」と言われ、訳も分からないまま、言われるがまま、労災申請手続きをしてもらうようバイト先にお願いしたり・・・と、初っ端からいろいろと多方面にストレスを抱えたまま進んできたのですが、息子が苦労して書いた労災申請関係の書類も、労働基準監督署に出向いたりした労力も空しく、結果労災の方は却下されてしまいました。

理由は、バイト帰りに晩御飯の買物に寄り道して、その後正規の通勤ルートではない道で自宅に帰る途中、事故に遭ったから・・。

正規のルートには、買物をするような店はなくて、買物先のスーパーから自宅は、正規の通勤ルートよりも近いので、普通、わざわざ遠回りして帰るよりも、まっすぐ自宅に帰るやろ・・・と、正直、却下が分かった時はちょっとムカつきましたけどね、まあ、仕方のないことです。

　で、労災がダメなら、次なる手段は？？
病院の入院費用は、「労災申請中です」ってことで、現時点で全額猶予されているのですが、今後は相手の保険屋さんと病院側でやり取りしてもらわないと・・・ですね。

　そして今月上旬に、以前から予約されていた息子の通院日が訪れます。
診断書には全治３か月って書いてあったので、おそらくこの通院が最後になるのかな？と思います。

そしたら、示談交渉とか始まって、またまた損害賠償とか、慰謝料とか、分からないことだらけで、ネットであれこれ調べたりすることになるんやろな・・・と。

　息子も、書類の書き方で分からないことがあったりすると、私に電話してくるのですが、私だってわからんわ。

ってことで、近くにいて相談に乗ってやることも出来ず、いや近くに居たからと言って、どうしたらいいか２人で悩むんだろうね。

もう事故や示談や労災や自賠責やその他のキーワード検索を、どんだけしたことか。

なので、最近私のスマホには、頼みもしないのに、それ関係の広告や記事がわんさか集まって来ます(笑)

　そこで、餅は餅屋と言うように、知識と経験を持ったその道の専門家にご相談することにしたのでした。

まずは30分無料相談に息子一人で。そしてその翌日、正式に依頼することにしました。

　当初気がかりだったのは弁護士費用とか、どこの法律事務所に頼むか・・・とか。

それこそ、それを調べるだけでもものすごい時間を費やしたと思います。

幸い、私の自動車保険に弁護士特約がついており、別居未婚の家族の事故の際にも使える・・とのことで、私の車の保険屋さんに連絡を入れました。

弁護士特約のみを請求する場合、等級も下がらないし、翌年からの保険料UPも無い・・とのこと。

ならば、使った方がいいやん！！もっと早く気付けばよかったよ。っつーか、そんなことも、事故に遭うまで知らなかったし・・・。

法律事務所については、大手の組織事務所よりも、地元で親身になって下さる事務所を選びました。交通事故に精通している弁護士さんがいらっしゃるとのことで、それもお願いする決心がついた理由。

何より、息子が心置きなく相談しやすい人がいいし、事務所も家の近くの方が何かと便利だろうし。

　昨日、法律事務所とは正式に契約する運びになりまして、今後の一切の交渉、相手様の保険会社への連絡などは、弁護士の先生にお任せすることになりました。急に安心しました。

いや、こんなにホッとするのなら、事故当初からご相談しておけば良かった・・・と思います。

事故被害者本人である息子に色々書類を書かせたり、あちこち出向いて行かせたりすることも無かったのかな・・と申し訳ない気分。

　

　人の振り見て我が振り直せ・・・ではないですが、自分の仕事もそうだな。

家を建てたいけど、右も左も分からずにどうしたらいいのか・・と考えて考えて、ネットでいろいろ検索して、どこに頼めばいいのか、もう考えるのも疲れたわ・・・って状態の人からご相談を頂いた場合、まずお会いして、私に出来ることは何だろうか・・・と、施主さんと向き合うことから始まるのだな。

　

　餅は餅屋。

その道の専門家として、少しでもお役に立てるよう、日々真摯に地道に頑張っていきたいと、気持ち新たにしたところです。