命あるもの

　今日もいいお天気。

気温はどんどん上がって、アトリエの窓は開けたままでも寒くなく、外の風を入れて仕事ができます。

　毎年毎年、同じことの繰り返しで、庭の植物たちは芽吹き、花を咲かせ、雑草がはびこり、虫が卵を産み成虫になって飛び回り、鳥が来て、猫がいる・・・。

そんな命あるものの営みが、地球上で繰り広げられ、その中に人間もいるし、ウィルスもいる・・・・。

　人間を含めていろんな生き物の生きていく環境が、時代と共にどんどん変わって来ていて、その変わり方があまりにも急激すぎて、困惑しているんじゃないか・・と思ってみたりします。

それは人間だけじゃなくて、ウィルスにとっても・・・・。

　生態系は、長い目で見れば、バランスを保つのだろうし、何十億年という長い時間の間に誕生したり滅びたりしながら、バランスを取り続けてきたのだろうし・・と思います。

そしてこれからも長い時間をかけながらバランスを取ろうと、自然の力が働き続けて行くのだろうと思うのだけど、人間は、自然界にないものを大量に作り過ぎて、自然の力ではバランスを保つことが困難になって来ているのかもしれない・・・と心配になったりもします。

　でも、そんな人間も自然の一部であり、いずれは何十億年か経って、今とは違う見た目になっているかもしれないし、違う生体機能を持つ生き物になっているかもしれない・・・はたまた滅びているかもしれない・・・。

　生き物は不思議です。

猫の目でも、片方ずつ色が違ったりしています。

居場所の形状に合わせて、身体を自由自在に液体のように居場所になじませることができます、猫は・・・。

そして、一日の大半を寝て過ごします、猫は・・・。

　人間は少し欲張りすぎているのではないか・・・、

人間だって一種の生物として考えれば、必要な食料があって、必要な睡眠を取り、体温管理が出来る環境がありさえすれば、それだけで生きていくことができるのに、そして季節の移り変わりや、山や川や海や湖や木々や花や他の生き物たちとの関係を築きながら生きていけるはずなのに・・・・。

　

　と、なんか壮大なレベルの話を想像したりしながら・・・、さて今日も仕事をします。