外に出たいチーコさん

　夜中から暖房を入れていた猫部屋ですが、日中、少し暖かくなったので、切りました。

そして、ちょっと室内がムッとしていたので、窓を開けました。

　窓際にチーコさんがやって来ました。

室内の５匹の猫さんたちのお母さん猫です。

室内に閉じ込めて2年半ですが、全く人間になつこうとしません。

　縁側では、チーコさんのお母さんチロさんがご飯を食べていました。

室内猫さんたちからすると、ばあちゃんに当たります。

　チーコさんは、窓際に座ったまま、か細い声で一声「ニャン」と鳴きました。

その声はチロさんに聞こえていたかどうか・・・、いや、猫はとっても耳がいいので、絶対に聞こえていたと思います。

が、チロさん反応なし。黙々とお皿に向かっています。

　チーコさんはお外に出て、チロさんにご挨拶したいんでしょうね。

網戸が一枚あるだけで、とっても近くにいるのに、触れ合えない親子猫でした。

　チロさんを見つめているチーコさんの姿が、とっても切ないのでした。

　さて、今日はクリスマスイブですね。子供が巣立ってしまって、もうクリスマスというイベントには縁のない我が家ですが、庭のクリスマスローズがぐんぐん成長していて、年明け寒い頃にきっとまた花を咲かせることでしょう。　そして、暖冬のせいか、早くも椿が咲いています。やぶ椿と明石潟。
　落葉樹が裸ん坊になっても、照葉樹の椿には花が咲いている・・・って、やっぱここは南国なのですね。