大福餅のような猫

　我が家の敷地（団地造成時の区画の割り方）は、真南よりも少し東向きに振っています。

なので、冬至が近いこのぐらいの季節になると、お昼には早くも太陽が敷地斜めの方向に移動してしまって、中庭のモミジの影が縁側の方に伸びていくようになります。

　縁側の上に微妙な距離を置いて座っている２匹。

手前がサイゴーさん（娘）、奥がチロさん（母）です。

冬毛がびっしり生えて、丸くてモフモフで真っ白の２匹は、まるで大福餅のように鎮座しています。

その白い背中に樹の影が落ちて、冬らしい景色です。

　こちらも白２匹、おしくら饅頭状態です。

お日様が当たる南側の窓辺で、密着する２匹。

窓側がマロさんで、マロさんにもたれかかっているのがチーコ母ちゃんです。

チーコ母ちゃんは、縁側のサイゴーさんと姉妹です。

人間に全く懐こうとしないチーコ母ちゃんが、室内でこうして家族と幸せそうに過ごしている姿を見せてくれることが、チーコの自由を奪ってしまった私の罪悪感を少し和らげてくれています。

　こちらは洋次郎さん。

私がカメラを持ってウロウロしているのを、興味津々見ています。

かと思えば、すぐにゴロゴロしています(笑)

　ああ、いい日曜日です。

空も海も青いです。

モミジは赤く、猫は白い・・・・。