秋の一人旅 その42 通洞駅から足尾駅まで①

　足尾銅山観光をあとにしました。

　次の予定は、わたらせ渓谷鉄道　午後1:57　足尾駅発　トロッコ列車です。

足尾銅山観光は午前中で終わらせる予定でしたが、出てきた時にはすでに12:45でした。

いや、そもそも日光の道路渋滞で、バスが全然進まなかったから、銅山観光前に着いた時がすでに11:30ぐらいだったんですから・・・。

ここからまた路線バスで、日光方面に戻るやつに乗れば、足尾駅に戻れるのですが、バスが来るのは13:15。まだちょっと待ち時間があります。

　足尾駅まで歩いても20分程度らしい・・・。バスを待っている間に、足尾駅に着いてるわ・・・。なので歩いて戻りましょうかね。

駅のホームのベンチに座って、お弁当も食べたいですしね。

日光駅で買ってきた駅弁と、カレーパン。とっととお腹の中に入れて、荷物を減らしたい・・・。

　日光からの路線バスで一緒に乗ってきた人と、見学中もちょっと話をする仲になりましたが、彼はまた日光に戻るそうですので、ここでお別れしました。

　まずは、観光の最寄り駅「通洞駅」に向かって、そこから線路沿いを歩いて足尾駅に戻ります。

　通洞駅に向かう途中の道。

昔は結構、栄えていた繁華街だったのでしょうか。

足尾駅よりも、こっちの通洞駅の方が、かつての足尾の町の中心だったそうです。

　実はこの日の朝、レンタカーを返してバスを待つ間立ち寄ったcafeで、オーナーさんとこんな会話をしました。

「今日は、バスで足尾に行くんです。わたらせ渓谷鉄道のトロッコに乗りたくて・・・」

「え？！そうなんですか？？僕、実は昨日、足尾に行ってきたんですよ」

「そうですか、昨日はお天気良くて、良かったですね」

「いや、夜行ってきたので・・・・。

　あ、足尾行かれるなら、いいホルモン屋があるんですよ。

　あ、そうか夜はもういないんですね。」

　歩いていたら、こんなお店に遭遇しまして、ここって、もしかして、朝話に出てきたホルモン屋？？

60周年ってすごいよね。

おばあちゃんになった女将さんがでてきそうなお店。

銅山が閉山してから46年経ったので、その前に14年ぐらいは、まだ銅山の職人さんとかが仕事帰りに一杯やりに来ていたのでしょうかね？

　通洞駅に着きました。

駅の擁壁には「足尾の四季」という大正時代の名歌の歌詞が。

駅舎の中は、白いペンキ塗りで、昭和を感じます。

昔の宮崎駅も白いペンキ塗りだった記憶が・・・。

駅員さんに「写真を撮ってもいいですか？」と聞いたら、これを見せてくださいました。

開通　大正元年　十二月三十一日

改築　昭和二年　二月十四日

その43につづく。