断熱工事

　旅の記録がまだ継続中ではありますが、仕事のネタや、最近のネタもタイムリーにUPしていかなければ・・・。

　「須賀崎の家」。

先週金曜日の夕方、現場で施主さん現場監督さん交えて打ち合わせし、週が明けて水曜日、進捗状況の確認です。

　玄関上のFRP防水は完了していました。

立ち上がりの天端まで丁寧に仕上がっています。

　屋根工事は先週のうちに完了しており、施工状況報告書の準備をしなければいけませんね。

施工状況報告書というのは、宮崎県独自の様式です。中間検査を省略する代わりに、工事監理者が工事の要所要所の工程における施工状況を、チェックシートと写真添付で建築主事に提出しなければならないものです。

あ、延床面積100㎡を超える建築物に限ります。

この施工状況報告書の提出がないと、完了検査の受付をしてくれない・・・ということになっています。

木造の場合は、屋根工事完了時に提出を求められています。

　外壁の下地もできていて、大工さんとは別の外壁張り専門の職人部隊が来る予定です。

外壁は今回、乾式サイディングボード縦張りの上に塗装仕上げ。

胴縁は横方向になりますが、外壁通気層をしっかり有効に確保したかったので、先に縦胴縁を施工して、その上に横胴縁・・と、二重に胴縁を打ってもらいました。

通気層の連続性、万が一の雨水侵入時の防水性、排水性もこれで機能することでしょう。

　玄関建具は造作建具となりますが、工事中用の仮の戸を作ってもらっています。

針葉樹合板に杉の木切れの取手、その素朴さというか武骨さというか、結構いいんですよね。

　室内では、すでに電気配線、給排水の立ち上げなど、設備系は準備万端です。

今日は大工さんが、断熱材の施工をしてくださっていました。

　高性能グラスウールです。

これまでのチクチクした素材と違って、なんかとてもしっとりしていて肌触りが良く、そして密度が高いです。

丁寧に隙間なく、袋入りの耳をちゃんと躯体の前面に出して、上手に壁の中に入れてくださっています。

美しい断熱工事です。丁寧な仕事をして下さる大工さんに、あれこれと口うるさく指示するのもはばかられますが、サッシの脇の細ーい隙間にも・・・と半分言ったところで、ご理解くださいました。断熱工事の意味をしっかり理解してくださっていて安心してお任せできます。

　いつ来ても、道具類やおが屑が散乱していない、片付いた現場です。

大工さんの几帳面さが表れていますね。

　今日は、短時間で退散しました。