秋の一人旅 その1

　11月最初の連休に+1日前に付け足して、旅に出かけてきました。

その記録を、チビチビと綴っていきます。

　そもそも、この旅を計画したのは、今年の3月初め。

「ニッポン印象派」で栃木県日光の特集を見て鳥肌が立ち、「日光に行かねば・・・」と、その日のうちに航空券と宿を予約したってわけ。

　早く11月が来ないかな・・と待ちに待った旅でした。

その間、大きな台風が２度も関東地方を直撃し、各地に甚大な被害も出ました。

鉄道の寸断もあって、冷や冷やもしましたが、無事に訪れることができました。

被災地の皆様には本当に申し訳ない気持ちですが、どうぞご勘弁ください。

　50歳おばさんの一人旅の記録です。

出来るだけ時系列に沿って、まだ新しい記憶がなくならないうちに、綴っていきたいと思います。

　11月1日　金曜日。

朝6時に家を出て、宮崎空港には車で行きました。

いつもは電車で行くのですが、帰りに飛行機が宮崎に着いて、うまい具合に電車に繋がった試しがないので、今回は車で。

事前に調べておいた１日最大200円という、格安の無人タイムズパーキングに４日間停めておきます。

そっから空港まで10分ぐらい歩かなきゃならないのですが、安さを取ればそのぐらい・・・って感じ？

　定刻8:10に離陸して、定刻より早く羽田に着陸したのでラッキーと思いきや、滑走路を走ること10分も。

結局定刻通り9:45の到着。

快晴で、空から地上の景色を楽しめました。

富士山も見えましたよ。

写真は、房総半島の方に回り込んで着陸する前のものなので、富士山を東京湾の東側から見ています。

　宮崎便は羽田空港の一番端っこのゲートなので、そっから京急羽田空港ターミナル駅まで、ものすごく歩かされます。

今回、東武鉄道の日光行きの特急に乗るためには、乗継時間をギリギリに予定組んでいます。

いや、飛行機を先に予約して、そっから乗れる東武特急は・・・と探したら、ギリギリ間に合うかどうか・・ってのが見つかったので、チャレンジャーですが予約したってわけ。

これは一人旅だからできることですが・・・・。

途中、トイレに寄ったので、小走りになりながら（白い目で見られながら）、何とか予定していた電車に乗ることが出来ました。

　10:09発、京急から都営浅草線に乗り入れする電車です。

東武特急には、浅草の次の押上（東京スカイツリー）駅だと、同じ駅舎の上下階で乗り継ぎ出来るので、移動には便利なのですが、お上りさんの旅なもんで、東武鉄道始発の浅草駅のターミナルを見てから行きたかったのよね。

　都営浅草線の浅草駅10:49着。そっから東武鉄道浅草駅までも、移動は大変。

東京の地下鉄は網の目のように走っていて、ぶつかり合わないように上下に交差していますが、都営浅草線は、浅草の駅では一番地下深いところを走っていて、階段で地上に出るまでに、もう息はゼイゼイ、足はガクガク。

地上に出てから、東武鉄道浅草駅を目指して、またも小走り。

　運良く？運悪く？信号にひっかかり、東京スカイツリーを見ることが出来ましたが、角度が悪く、金のうんこは映っていません(笑)。

駅の構えをじっくり見物する余裕もなく、改札を入ると、乗る電車は今にも発車しそうです。

欲を言えば、正面から写真を撮りたかった・・・。
建物の側面の半円形窓が並んでいる階が、電車のホームがある階です。

　

　焦りながらエスカレータも小走りで上り、モバイルSuicaが大活躍で、タッチすれば改札に入れます。

　事前に予約していた特急「リバティけごん17号」　11:00発。

特急券を乗る前に見せるカウンターがあり、そこをクリアして電車に乗ろうとしたのですが、ああ、お弁当買いたい・・・ととっさに思って、駅ホーム脇の売店で駅弁を買いました。

　せっかく浅草に来たのに、浅草見物を微塵も出来なかったので、せめてお弁当ぐらいは「深川めし」。

　一番手前の車両にとにかく乗り込み、指定された席まで、電車内で移動しました。

さすがにシーズンですな。ほぼ満席。海外からの人たちもいっぱいいました、っつーか、ほぼそうだった。

予約開始日の予約開始時間に、真っ先に席を確保していたので、窓際のいい席でしたよ。

　始発浅草駅から乗る醍醐味は、発車してすぐに90度に曲がるカーブを描きながら、隅田川を渡ること。

アタフタして乗り込んで、せっかくのそのシーンをあやうく見逃すところでした。

　万が一、これに乗れなかった時のことを想定して、次の特急も予約していましたので、隅田川を渡ってすぐに払い戻ししました。

今はスマホで何でも出来るので、便利ですな。

　やれやれ、あとは座っていれば終点、東武日光駅まで連れて行ってくれます。

ゆっくりお弁当でも食べましょう。

その２につづく。