五月雨

　今日は雨ですね。

　五月雨『さみだれ』で、思い出すのは、村下孝蔵の「さ・み・だーれは～♪」で始まる歌。

-------「さ」は「五月・皐月」や「早苗」などと同様に、耕作を意味する古語「さ」で、

「みだれ」は「水垂れ」である。

古くは、動詞「五月雨る（さみだる）」と使われており、五月雨はその名詞形にあたる。

「五月雨る」は、和歌で「乱る」の意味にかけて用いることが多い。---------

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ネットの語源由来辞典より

　旧暦の五月って、今のいつ頃のことなのでしょうね？

梅雨の頃なのでしょうか？

　五月を「さつき」とよむのは「皐月」が旧暦の五月のことだから・・・。

皐月の「皐」とは神に捧げる稲のことだそうです。

　「五月晴」にしても「五月雨」にしても、特別な呼び名があるぐらい、五月のお天気に敏感になっていたのは、日本人の主食として重要な稲作の歴史・文化から来ているのですな。

　その五月もちょうど半ばに来て、今週は週末にかけて雨が続くそうな。

自己主張のある、いわゆる綺麗な花いっぱいだった庭は、一段落したと思ったら、また趣の違う花が咲き始めました。

シモツケ

和名の「下野シモツケ」は、最初に栃木県（下野国）で発見されたから・・・だとか。

こう見えて、バラ科。

プリペットこれがまた、生命力の強い木で、根を横に横に伸ばし、伸ばした根からまた上に上に茎が出てくる・・という性質。なので、何でこんなところにプリペットが？？？っていうところに、気が付いたら育っていたりして、まあ、ある意味厄介なヤツなのでした。群生にすれば、見ごたえもあるのでしょうけど・・・。花は、地味に可愛いですね。モクセイ科なので、金木犀とか銀木犀とかオリーブのように、チビチビとした花です。開く前の卵型のしろい粒粒が、美味しそうにも見えます(笑)。

　花の終わった椿には、新しい葉がたくさん出てきました。照葉樹ならではの艶々して固く緑の濃い葉とは違う、初々しい黄緑色の柔らかい葉です。光を透き通らせるぐらいまだ幼い葉です。
寒い季節からずーっと咲き続けているクリスマスローズは、すっかり色も褪せましたが、まだ開いたまま立っています。種を撒き散らして、子孫を残す・・という仕事が残っていたのでしょう。それにしても、もう３～４カ月間も咲いているなんて、可愛い姿していて結構これがたくましいのでした。

紫陽花スタンバイ中です。

イロハモミジの種花はすでに終わっていて、種が出来ています。タケコプターのような姿で風に乗って、種を遠くまで飛ばすのでしょうね。この赤い色が、緑美しいモミジの葉の中にいっぱいついていて、補色同士が引き立て合って、ますます鮮やかに見せています。
ああ、庭の写真を撮るたびに、単焦点レンズが欲しい・・と思います。付け替えるのもめんどくさがって、室内を撮る時に付けている超広角レンズのまま使っていますが、マクロを撮るのは難しいですな。

雨の中、地味ーに咲いている庭の花。これから夏に向けて、庭はさらにうっそうとしたジャングルのようになっていきまする。歩けば蜘蛛の巣に引っかかる・・・。