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2年前の春に完成・お引渡しした「そしある」のHPを、今日久しぶりに訪れてみました。
この数か月、日々の活動の様子が頻繁に更新されていて、写真に映る利用者さんや職員の皆さんの笑顔と建物の様子に感激してしまいました。 自閉症の中でも重度の障害を持つ利用者さん方が、日々、穏やかに健やかに気持ちよく過ごせる「第二の家」になる場所を創りたい・・との理事長の思いがありました。 私は「施設」という器を設計しただけですが、毎日の生き生きとした活動の様子を知れることは、これからの仕事のモチベーションを上げる大きな力になりますね。 もちろん建物という器だけで「第二の家」になるわけではなく、そこには理事長をはじめ職員の皆さんの「思い」と日々の活動があってこそのことだと、深く敬意を感じているところです。 設計に携わった建物は、お引渡しした時点で、建て主さんやそこで過ごす利用者さんのものになりますが、うーん、何と言うか、嫁に行った娘が、姓が変わっても、娘であることに変わりない・・というような気持ちでしょうか? お引渡しした建物は、自分の中では、いつまでも自分のもののような気持であるわけです。 広い活動室や食堂などの空間を、その時々の活動内容に合わせて、建具を開けたり閉めたりして、工夫して使っている様子、時には講演会や研修の場にもある食堂、日々の遊びの空間にもなっている明るい廊下・・・。 ウッドテラスでのランチの様子や、広い庭を駆け回っている利用者さんの姿などなど・・・。 設計時に想定したような使われ方に、うんうん・・と頷く気持ちと、想定を超えた活動の様子に「ほほー、なるほど、そんな風に使うか・・」と感心する気持ち。 人が日々の生活の場として暮らす「器」(=家)は、日々成長していくのですね。 出来上がった時が「完成」ではなく、そこから始まる暮らしの中でいろいろと工夫され、その時々の暮らし方に合わせて使い方も変わり、そして建物そのものも経年変化し続ける・・・。 そして、月日が経ち、そこでの暮らしが人生の思い出として記憶に刻まれていくのですね。 今頃、広いお庭の芝生も緑色に変わり、記念樹として植えた桜が咲き、近隣の山の樹々も新緑が美しくなり、鳥の声が響いているのでしょうね。 また、近いうちに立ち寄ってみたくなりました。
by aiarchi555
| 2019-04-02 12:54
| 仕事人
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