秋の旅⑬

　自慢じゃないけど、うちの自宅からの眺めも、鎌倉の景色には負けてません。土々呂の高台から日向灘と土々呂湾、そして延岡の市街地と湾曲した砂浜を見し、その先には東海半島が望めます。

鎌倉と同じ、太平洋を望む雄大な景色を眺めることができます。

　が、決定的に違うことがあります。

夕日が海に沈むところは、どう逆立ちしても見ることができないし、富士山だって見えません。

　cafeを出て、鎌倉に背を向けて西に西に向かって歩きます。

だんだんと夕日が沈む時間が迫ってきています。目指すは稲村ケ崎。

途中、逗子・葉山の方を眺めて見たり・・・。
稲村ケ崎のがけの手前で、まだ太陽が水平線についていなかったので、よしよし・・と思っていましたが、切通しを通過しているうちに、どんどん沈んできて、
切通しを過ぎて稲村ケ崎にたどり着いたちょうどその時、まさにサンセットショーが始まったところでした。なんというタイミング！！この時のために、今日のこの日の行動が計算されていたかのような絶妙のタイミングでした。

　すると、なんということでしょう！！富士山のシルエットが浮かび上がってきました。江の島と富士山がこんなにきれいに見られるなんて、本当に感激。　しばらく夕日の余韻に浸りながら、次は江ノ島に向かいますぞ。