日向市庁舎見学会 その②

　建物内部を１階から４階まで、うろうろ見学します。

　執務スペースはシンプルにコンクリート打ち放し。

ここは建築指導課などが入る階（3階だったかな？）なので、これからちょくちょくお世話になります。
市民が使う中央の階段は、妥協のない木材の使い方、大工さんがきっと泣いたことでしょう。この他にも職員用階段とか、市民テラスの階段とか、それぞれに色やデザインが違っていましたが、スチールの手摺の縦格子は、内藤建築でよくみられるおなじみのデザインです。

　4階は議場が入っています。使われている杉材はどれも径が小さくスリムなもの。杉ばかりの天井や壁に囲まれていても単調さを感じない、ダイナミックなのに軽やかさと繊細さがある空間。建築雑誌で見たことのある北欧建築のようなモダンさと温かさ。

エレベーターホールの前には各階ともに、こんな「たまり」空間がありました。建物の長辺となる東西方向は、柱型以外ほとんどが開口部になっていて、執務空間も開放感がありました。西側には杉ルーバーのブリーズソレイユが並びます。
お約束のトイレチェック。これでもかというほどの杉だらけの空間とは一変。潔いほど色を排した白いトイレ。男女トイレとも同じ色のタイルでした。

その③に続く