最新のコメント
お気に入りブログ
ai建築アトリエ ~Ot... glaf blog My favorite ... 住まいとデザインのはなし... yumily sketch レトロな建物を訪ねて 今日もマウスで5分 青蓮亭日記 柴睦巳 備忘録 chisa-photolog Walking Shoes TEIONE BLOG ... 文化遺産見学案内所 モダン周遊Ⅱ 100歳まであと何年? gaRage-Reading2 カテゴリ
以前の記事
検索
タグ
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
午前中「吉野町の家」の外構図面を描いてから、昼前、その現場に行ってきました。
敷地はいわゆる整形ではなく、もともと農地だったので境界線上が畔だったり法面だったりするわけで、図面はあくまでも「絵」であり、実際の工事の際にはどうする?どうする?といった打合せがあるものと思っています。それも考慮に入れたお見積りをお願いしました。 今日は一時的に、大工さんが増員されていました。 室内では床張り、外部では軒天張りが同時進行中。 床は無垢のオークフローリング、ヘリンボーン張りを採用しました。施主さんのご希望だったのですが、私にとっても初めてのことで、とっても楽しみにしていました。いい感じです。 無塗装の材料を張っています。最後に自然塗料で仕上げます。 通常のフローリング張りと違って、数倍も手間がかかる作業です。なんせ、四角い部屋に斜めに材料を張っていくのですから、しっかり墨出しして張っていなかければならないし、壁際に小さな三角が残ってしまったりすると、パズルのように三角ピースをひとつひとつはめ込んでいかなければなりません。どこを基準に墨を出せば、割付が上手くいくか・・、はたまた小さなハギレのピースが出ないようにどう割り付けるか・・・と、割付図なども作成しましたが、全ての箇所で思った割付になるのは無理というのもので、大工さん泣かせの作業となることでしょう(すでに泣いてマス)。 外部の軒天は、杉板張りです。 3日前の打合せで決めた塗料の色が、すでに塗られていて(素早い!!)、今日はいつもの顔と違う大工さんが2人応援に来てくださっていました。床ほどではありませんが、この作業も1枚1枚、杉板をりゃんこ(目地が互い違いになるよう)に張っていく、手間のかかる作業です。 全て張り終わったら、もう1回塗料を仕上塗りします。 軒天の作業と場所がかぶるので、あえて空けてくださったのでしょうか、外壁張りの部隊が今日はいらっしゃってません。7割がた張り終わっています。 外壁は、通常屋根の材料としてなじみのあるコロニアルを張っています。 遮熱塗料が施され、材料の名称も「クールホワイト」というからには、もっと白い材料なのかと思っていましたが、グレーですな。カタログの施工写真では真っ白かな?と思っていましたが・・・。ちょっと想像と違っていました。 太陽光が当たって遠目に見れば白くも見える・・・。まあ、真っ白よりも若干くすんだ色の方が、外壁としてはしっくりくるのか・・? 下地のアスファルト防水シートが真っ黒なので、余計にグレーに見えてしまうのか・・・? これまた手間のかかる作業。1枚1枚を下から順番に張上げていきます。材料の縦方向の半分以上を重ねしろとしているのですね。釘を打つ際に材料が割れないよう、下穴をあけながら釘を打っていました。 この現場は、まだまだ手間のかかる作業が、たくさん残されています。 モザイクタイル張りとか、玄関タイル張りとか・・・・。 時間もかかるし、面倒くさい・・・のですが、施主さんのご希望に近い仕上がりになるよう、職人さん方に頑張っていただきたいと思います。綿密な割付図を描いたつもりですが、はたして図面通りに行きますかどうか・・・。
by aiarchi555
| 2018-04-05 13:52
| 仕事人
|
Comments(0)
|
ファン申請 |
||