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極寒の1週間が過ぎ、昨日の雨の後、少し日差しが春に近づいたような気がします。
風が当たらないところでは、ポカポカ温かな日中です。 庭のクリスマスローズは、今年もたくさん花を咲かせました。 風が強くて寒い時期は、茎をあまり長く伸ばさず、葉の影で下向きにこっそり咲いています。これも自らを守る植物の知恵なのでしょうね。自然に生きる植物や生き物たちは、生き延びる術をよく分かっています。無理をせず、人目を気にせず、地味に・・・でも、たくましい。少し暖かくなった今日は、一本茎がすーっと伸びて、花が顔を出しました。 ここのところ、仕事が思ったように進んでいない言い訳をこねくり回しています。 一人で事務所をやっていると、複数の仕事が一度にある時には、そのこなし方にとても苦労します。施主さんに気も遣いますし、自分の体力や精神力のをどうキープするか、時間配分、優先順位をどうつけるか・・・などなど。そして、いつもいつも何かに追われているような焦りの気持ちが消えません。 これまた言い訳になるかもしれませんが、仕事人である時間以外にも、家事をこなす家庭人でもあり、子育て中の母でもあるわけで、1日24時間のうち、一体仕事に集中している時間は何時間なのだろう??と考えると、私に仕事を依頼してくださる方々に申し訳ない気持ちにもなるのです。 そんなネガティブなことを考えながらも、チビチビとではありますが、仕事が前に進んでいくことを嬉しく思うし、完成した時の大きな達成感でそれまでのネガティブなものを帳消ししながら、これからもやっていくのでしょうな。 若い時は、家事もおろそかにし、子供にも我慢をさせ、自分を追い込みながらギリギリのところで仕事をこなして来たよう思います。 家庭という個人的なものを犠牲にしても、仕事第一で取り組まなければ・・・というのが一端のプロのつもりでいたのでしょう。 でも、若い時に比べると、体力的にも無理が出来なくなってきたのも現実だし、家庭を犠牲にしてきたことでいろんなものを失ってきたような罪悪感も感じます。 自然に生きる草花や、厳しい環境で生きる野良猫たちを見ていると、所詮、自分もただの一つの生き物であることに気付く今日この頃。無理せず、すこし気持ちにゆとりを持ちながら健全な精神で仕事に取り組むことが、長続きする術だと思えるようになりました。 引き続き、施主さん方をお待たせしながら・・になりますが、地道に取り組んでいきたいと思います。どうぞ、気長におつきあい下さいますようお願い申し上げます。
by aiarchi555
| 2018-02-11 12:53
| 俗人
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