最新のコメント
お気に入りブログ
ai建築アトリエ ~Ot... glaf blog My favorite ... 住まいとデザインのはなし... yumily sketch レトロな建物を訪ねて 今日もマウスで5分 青蓮亭日記 柴睦巳 備忘録 chisa-photolog Walking Shoes TEIONE BLOG ... 文化遺産見学案内所 モダン周遊Ⅱ 100歳まであと何年? gaRage-Reading2 カテゴリ
以前の記事
検索
タグ
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
今日明日は大学入試センター試験。
息子が受験生になるなんて、本当に遠い未来の話だ・・・とずっと思っていました。 産まれた時にかけた郵貯の学資保険も、未来永劫満期になることはない・・と思えるぐらい遠い遠い先のことだと思っていましたが、すでに満期を迎えました。 息子がそんな歳になったということは、自分の人生がその分費やされてしまったということに他ならないのですな。 つい数年前まで漠然と考えていたことが、切羽詰まって目の前に転がっているということ。そして多分、また数年後には、今考えていることが真に現実に直面しているような現場に立ち会っているのでしょうな。 自分にも過去にそんなことが本当にあったのだろうか・・・と思うぐらい、不思議と自分の人生の節目節目をあまりよく覚えていないものです。感慨にふける暇もないくらい慌ただしく過ぎて行ってしまったのか・・・、噛みしめながら生きて来なかったことを少し後悔してみたりするのです。 逆に考えると、もしかしたら、子供の成長の節目節目を、大げさに噛みしめることで、親としての自分自身を肯定しようとする自己満足的な感情に浸っているだけなのかもしれません。 はたまた、自分の親も、その当時巣立っていこうとする私に向けて、もしかすると何か大切な言葉や感情をくれていたのかもしれませんが、子供というのはそんな親の心知らず・・これからの自分の新しい人生のことしか考えていないものなのでしょうね。 でも、それで健全なんだと思います。お父さん、お母さんありがとう・・・なんていう言葉は、親が死ぬときに感じてくれればいいのであって、これから自分の意志で自分の自由に生きて行こうとしている若者が、前を見なくてどうする・・・と思うのです。 それはそうとして、親として・・という視点を離れて、仕事人して・・・の視点で息子の成長をとらえてみたいと思います。 息子はデザインの分野に進もうとしています(と言っています)。 一口にデザインと言っても、それは本当に捉えどころのないぐらい広い世界だし、その分野とどんな関わりをする職業に就くのかも計り知れません。 ただ、自分で自分のやりたいことを見つけ出し、進みたい道を見つけたことは、それ自体が喜ばしいことだと感じます。 その先の幾多の困難、壁、つまづき、落胆、自信喪失については、それでなくても人生にはつきものだし、それを克服する時の喜びや達成感もまた必ず味わうものだと確信します。 そんな幾多の諸々にぶち当たった時、ぶち当たってないときでももちろん全然いいのですが、そっと気の向いたページを開いて読むことで、何かの糸口になるような本が、私の手元にありました。正確に言うと、本棚の奥に忘れされていました。 息子が巣立つ時に渡したいと思っている本が何冊かあるのですが、そのうちの1冊にしよう・・・と、ふと先日本棚から降ろしてぱらぱらとページをめくっていましたが、うーん、これはまだ譲るには惜しい・・・と未練がましい気持ちになりました。 それはある意味、まだまだ自分が発展途上中であり、自信がない証拠でもあるのですな。 というわけで、もう少し、自分の手元に置いておくことにします。本棚の奥にしまっておかず、事あるごとに読みたいと思います。 いつか、遠い未来、息子がデザインの世界で生きていくことが出来るようになった時に、職業人としての先輩から後輩へ・・・という形で、譲りたいと思います。 遠い未来・・・と思っていても、それは意外とすぐにやってくる・・・ということは実証済みなので、そう遠くない未来・・と訂正します。 最後に・・・。 人生は思い描いたようにはならないことの方が多い・・・、でも、思い描くことはとても大切なことだ。
by aiarchi555
| 2018-01-13 11:22
| 仕事人
|
Comments(0)
|
ファン申請 |
||