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大学入試センター試験まで、あと1か月となりました。
こんな時期に、息子は日曜日にちょっとした手術をしました。 「胸腔鏡下交感神経節切除術」っていうんですね、医学的には・・。 ストレートに言うと「手汗」を止める手術です。 物心ついた頃から、手の平から泉のように水が湧いてきて、1分もしないうちに粒になって滴るほどの手汗の量でした。 中学生の頃は、とても気にしてストレスも溜まっていたようですが、高校生になるとその対処法とか付き合い方も自分なりに出来てきたのか、そのことでイライラしたり気持ちが乱れたりすることはなくなってきたように思っていました。 ノートやプリントが濡れて破れるぐらいの手汗のため、ハンカチやハンドタオルぐらいでは全然役に立たないらしい。毎日学校に、ハンドタオル2枚とフェイスタオル3枚を持参。口には出さなくても、きっと本人にしかわからない日常生活での不便さや辛さがあったのでしょう。 手汗にまつわる過去のいろんなエピソードも、彼にとって笑い話に出来るものと出来ないものがあるのでしょう。 いろんな治療方法も、もちろん片っ端から試してきました。ま、それも気休め・・的なものだったのでしょうね。どれも効果はありませんでした。 息子なりにいろいろと調べていたのでしょう、手術をしたいと言い出したのは今年の春頃。 まだ部活をしていたので、手術は少し先送りにして、部活を引退してから・・・と、半分ごまかし続けていましたが、部活を引退してから本気で言うようになったので、親としては体にメスを入れてまですることなのか、副作用はないのか、麻酔事故がないのか、そして何で受験前の今でなければならないのか・・・と、反対意見を並べ立てて説得しようとしましたが、息子の切実な思いに向き合えていなかったでしょうね。 今じゃないとダメなんだ・・・という思いに押し切られました。 手術自体は片手3分ほどで終わる簡単なもの、息子は両手を受けました。その道の権威の先生で、全国から患者さんが見えるとのこと。 日帰り手術で近くのホテルに1泊し、翌日診察を受けて帰宅しました。 効果は術後すぐに表れ、その日以来、手汗をかかないそうです。人間の体って本当に不思議ですね。どうなっているんでしょうね?? 高校受験の時には、袖の内側に吸水性の高いタオルのような布を縫い付けて挑みましたが、もうそんな心配もいりませんな。 これで受験に向けての不安材料はなくなりました・・・・いや、一番の不安材料が残ってるわ「学力」。 入院中、インターネットでお部屋探しをして、住みたいアパートまで決めている準備の良さというか、気持ちはすでに飛んでいる・・というか、手汗が解消されるとそんなにも明るい未来が見えてくるのか? これからアパートの契約手続きとか、受験の願書手続きとか、お金の準備とか、なんやかんやと親の方に心配なことが増えてきました。 さて、ここまで準備周到にしておきながら、受験を失敗する選択肢はもうないのですぞ!! 少し目の色を変えて頑張ってほしいものですな。
by aiarchi555
| 2017-12-13 14:42
| 母
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