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たまには仕事の話題。
年明けから始まった「吉野町の家」が、ここに来て前進し始めました。 プランや仕様・住設などの打合せは順調に進めていましたが、敷地は農業振興地内にあり、境界線もはっきりしない土地でした。 土地家屋調査士さんのご協力を得ながら道路や隣地との境界確定の手続きを進めてきました。 一方で、隣地に長年住まわれながら農業を営む施主さんのお父様には、農業振興地除外申請の手続きを進めていただいておりました。 手続きには、当然、配置図も平面図も必要になるわけで、図面作成も併せて同時進行。 夏に入り、施主さんのお仕事が多忙を極めだし、そしておめでたいことに第3子のご誕生・・と、嬉しい悲鳴を聞かされながら、8月末、無事に農業振興地除外の許可が下りました。 次なるは、農地法第5条申請、いわゆる農地転用許可申請です。市街化調整区域内なので、県の許可が必要です。これまた時間がかかるのですな。今月末の農業委員会にかけられるよう、先日、提出書類の締め切り日までに必要図面と見積書を準備いたしました。 もう一つ、農転の手続きの後に、市街化調整区域内の建築許可申請という大きな山があるはずでした。先日、市役所建築指導課で、事前協議をさせていただきましたが、私が出向く前に、担当者と農業委員会の担当者の間で、すでに話があったようでした。市庁舎が新築され、同じ庁舎内に建築指導課と農業委員会が入ったことで、横のつながりがとてもスムーズになったなぁと、ちょっと感心したところです。ありがたや。 そして、朗報。今回の新築に当たり、施主さんが兼業農家として農家台帳に登録すれば、農家住宅の建築に該当し、許可申請そのものが必要なくなる・・・ということ。 早速、施主のお父様が農業委員会に出向いてくださって、農家台帳への登録をしてくださいました。そして、農業委員会から建築指導課へ耕作証明が提示され、先ほど、建築指導課からその旨ご報告のお電話をいただきました。いやあ、親切でスムーズなこの流れ、ちょっと嬉しいです。 農地転用許可の手続きと同時進行で、建築確認申請の受付もしてくださるとのこと。もちろん、農転が終わらないと着工はできませんが、急に話がコロコロと転がりだしました。しかしあくまで「下り坂注意!!」です。 もう1件、「富高の家」。 こちらも、施主様をずいぶんお待たせしながら、第一プランを8月末に提出しました。 第一種低層建ぺい率50%の敷地に、坪数を抑えてコンパクトにまとめなければならない難しさ。 施主のご要望は最大限に取り入れたいし、高台にある敷地のポテンシャルを活かしたいし・・・。 細切れの部屋を並べるような間取りにはしたくないし、生活の「場」をどう整理して無駄なくつなげていくか・・・。 他の仕事をしていても、お風呂に入っているときも、寝る前も、常に思考する日々でしたが、手を動かしてスケッチをすると、問題点が次々と出てきます。それを一つ解決しようとすると、また違う課題が発生し・・・と繰り返し。自分で納得するプランにたどり着けずにおりました。 ま、大袈裟に書きましたが、この住宅に限らず、プランニングの作業はいつもそうなのですがね。 で、今朝は自宅のソファに座って、少しさぼりました。アトリエに行かずにソファに座ってあーだこーだと考えていましたが、降ってきましたよ。思いついたときにすぐにスケッチ。まとまりそうです。コンパクトながら、動線も機能性も収納力も眺めも確保できそうです。プレゼンできるよう準備したいと思います。 秋になって、少し上向いてきましたかね? でも、くれぐれも「下り坂注意!!」
by aiarchi555
| 2017-09-14 12:31
| 仕事人
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