東京 その⑪ 東京芸術劇場

　目白から一駅乗って池袋に戻ってきました。

　息子は駅東口の方のビッグカメラにいるとのこと。

私は西口で息子を待ちました。

少し早いですが、たくさん歩いて疲れたので、晩御飯としましょう。

　せっかく東京に来たのだから・・・と、日頃味わえないものを食べようと、トルコ料理のレストランに行きました。

池袋の駅のすぐ近くです。

　歩いて向かう途中、東京芸術劇場が見えました。1990年　芦原義信

これは私が学生の時にできた建築で、以前にも外側だけ見た記憶があります。

この日も、歩きながら、しかも雨が降っていたので、傘を差しながら横目に見た・・・というだけ。

　午前中訪れた江戸東京たてもの園の、前川國男の展覧会で、こんなものを見たばかりでした。

　前川國男は、東京都が池袋に劇場の建設計画をしていることを知り、ホール建築の集大成となる提案をしようと、スケッチを重ねていた・・・とある。

まあ、結局、実現しなかった訳ですが。

　芦原義信は「街並みの美学」「続・街並みの美学」という本を出していて、若かりし頃読んだはずなのですが、全然内容が残っていません。

そういえば、今、武蔵野美術大学で「芦原義信建築アーカイブ展」という企画をやっているのですが、場所と時間的に今回は見送りました。

　へえ、いろいろと調べていたら、芦原義信は坂倉準三の事務所で修業したんだな。

東京芸術劇場は、東京学芸大附属小学校が小金井市に移転した跡地にできたんだな。

　さて、トルコ料理店では、息子がオープンキャンパスでのことを、熱く報告してくれました。

志望校がこっちの大学に変わるかも・・・・。

　その⑫につづく。