最新のコメント
お気に入りブログ
ai建築アトリエ ~Ot... glaf blog My favorite ... 住まいとデザインのはなし... yumily sketch レトロな建物を訪ねて 今日もマウスで5分 青蓮亭日記 柴睦巳 備忘録 chisa-photolog Walking Shoes TEIONE BLOG ... 文化遺産見学案内所 モダン周遊Ⅱ 100歳まであと何年? gaRage-Reading2 カテゴリ
以前の記事
検索
タグ
猫
庭
車
写真
建築探訪
栃木県
宮崎県
本
東京
奈良県
材料
長崎県
福井県
大分県
神奈川県
広島
鳥取県
沖縄県
番組
事故
熊本県
子供の頃の思い出
福岡県
うさぎ
建築士会
群馬県
靴
眼鏡
学校で講話
岡山県
延岡
映画
運動
神奈川
サプリメント
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
東京文化会館の北側の出入口を出ると、真正面に、あの、写真でしか見たことがない、あの建物が目に飛び込んできます。
世界遺産にもなった建物です。 「国立西洋美術館」 1959年本館竣工 設計:ル・コルビュジエ 1979年新館竣工 設計:前川國男 コルビュジエは68歳になって、この美術館の計画に携わり始めました。美術館単体の設計だけではなく、この上野公園の全体の配置計画から取り掛かり、数年をかけて構想を練り続けました。その紆余曲折の痕跡、思考の軌跡を、残されたたくさんのスケッチや模型、パース等で紹介する展覧会が開催中でした。 しかし、これだけの数のスタディ模型の写真や、動線計画を練るためのスケッチ類、実施設計を担当した吉阪隆正に宛てた手紙までも、よく保存されていたものだと感動します。計画段階、設計段階における迷いや変更、どうしてもこだわるところは譲らない姿勢、そして実施設計者とのやりとりなど、建物が完成するまでの過程においての様々な苦悩や模索の跡を見せられることで、単なる美術館としての見学ではない、別の興味がいろいろと駆り立てられる美術館鑑賞が出来るのですね。 まあ、時間も限られた旅行だし、日頃の運動不足で足は痛いし、夏休みで人も多いし、100%満足のいく見学ではなかったけれど、かねてから行きたいと思っていた場所にいる・・という喜びは感じられました。 後に増設された新館との間に生まれた中庭の美しさが印象的でした。これも、新館を設計した前川が、本館のコンセプトを崩さず、なおかつ調和を生み出した功績なのでしょう。上野の森の木々は、年月とともに大きく成長し、建物の周囲を森が隠してしまって、前庭以外の外観は写真を撮っても建物が映らないぐらいです。 その木々の成長までも見越していたかのような、中庭の空間は、一日中いても飽きないぐらい素敵でした。 館内では、常設展示のほかに、企画展「アルチンボルド展」も開催中でした。 美術館に入館する際、チケット売り場に並んでいたところ、見ず知らずの女性が声を掛けてきました。アルチンボルド展のチケットを2枚お持ちでしたが、1枚余るのでどうぞ・・と、私に下さったのです。とても驚きましたが、田舎者の特権というか、ここは素直に頂戴いたしました。どこのどなたかお名前もお聞きしませんでしたが、ありがとうございます。 ここを出たらすでに夕方の4時過ぎ。 次の見学先に急ぎます。 その③に続く
by aiarchi555
| 2017-08-01 16:25
| 旅人
|
Comments(0)
|
ファン申請 |
||