記録として残しておきたいので、時間が経ちすぎないうちに投稿。
今日は長文になりますよ!!
あと1匹だけ不妊手術が済んでいない、のらねこチーコを、何とか捕獲しようと昨年からあれこれと実践してはフラれ続けてきました。そして、手をこまねいているうちに、とうとう
今年もまた出産してしまったのでした。
昨年の相手のオス猫は、その後無事に去勢手術したので、今年の父親は別のオスです。
4月19日に出産、どこで出産したのかはわからないままでしたが、おそらくあそこかな?という見当はありました。
ただ、出産したばかりの仔猫を保護するのは仔猫の健全な成長に良くないし、産後、体力が衰えているチーコを心身ともに追い詰めるようなことはしたくない・・・と思い、しばらく様子を見ることにしました。
そして、仔猫は生後1か月近くなりました。ボチボチ歩いて動き出す頃です。これまでじーっとおっぱいを飲むか寝るかの仔猫とは違って、母猫は動き回る仔猫に手を焼いて、外敵から仔猫を守るためにものすごい神経を使うに違いありません。
そんな5月11日の真昼間、チーコが庭に登場。朝夕の餌の時間以外に庭に来てまったりしているのは珍しく、お疲れ気味。



いよいよ仔猫を保護するタイミングかな。この日、息子は中間テストで、午前中で帰宅していました。息子が小学生の時に、よく一緒に遊んでもらった上級生のお兄ちゃんの家の倉庫、そこがチーコと仔猫のねぐらに違いない・・・と、以前から山を張っていました。息子に協力してもらって、留守中のお宅の倉庫に潜入。やはり、いました。それも、なんと5匹!!無事に保護。





そんなことは何も知らないチーコ、まさか仔猫が連れ去られているとは知らず、まだ庭にいました。さて、これからがチーコ捕獲大作戦の始まりです。仔猫の鳴き声を聞かせて、仔猫を奪い返そうとする母性愛を利用する・・・という、なんとも卑怯な手口。ごめんよ、チーコ、でも、安全な家の中で子育てして欲しいんだよね。チーコは、仔猫の鳴き声を聞いて、一瞬慌てた様子ですが、帰巣本能が働いたか、自分の仔猫なのかどうか確かめようとしたのか、いつものねぐらの方に立ち去ってしまいました。でも、きっとまた夕方戻ってくるに違いない・・・、それまでに、準備をしなければ・・・。
すぐに、息子と一緒に、親子で入っても、トイレを入れても狭くない、大きなケージを買いに行きました。帰宅するとやはりチーコは庭に戻ってきていました。早速ケージを組み立てて、その中に仔猫を入れて、人質ならぬ猫質作戦。チーコが部屋に入った瞬間、窓を閉めよう・・・と待ちましたが、なかなかの手強さです。
その後の捕物帖は、FBでリアルタイム実況しています。
母猫が仔猫を呼んで鳴き続ける根性は、並大抵ではありません。一晩中、鳴き続けました。夜11時頃、仔猫をキャリーに入れて就寝した私は、夜中0時半に、チーコの鳴き声に負けて、捕獲作戦を再開、夜通し、チーコと私の根比べでした。
結局、その日の晩も翌日の晩もチーコは捕まらず・・・。私はもう2日も仕事をそっちのけで、打合せもキャンセルして、かかりっきり。でも、このチャンスに何としてもチーコを捕獲しなければ、チーコはすぐにまた次の仔を妊娠するはずです。チーコが仔猫をあきらめて、育児放棄して、オス猫の元に行ってしまわないか・・・、もうそれだけが心配で心配で・・・。
そして13日土曜日の朝、チーコがケージに入ったのでした、が、なんと、扉が閉まる前にチーコはまた逃げてしまいました。何て素早いのでしょう、全神経を研ぎ澄まして、行動している証拠です。猫の身体能力と精神力と忍耐強さには脱帽です。
昨日キャンセルした打ち合わせを、その日の午後に・・・という相手さんのご要望で、どうしても行かなければなりません。気持ちは焦るのですが、出掛けなければ・・・。午前中の部活を終え、お昼過ぎに帰宅した息子に、あとを任せることにしました。
中間テスト中に、夜中までチーコ捕獲作戦に付き合わせ、テスト勉強もできなかった息子、ごめんよ。その息子が、やってくれました!!
打ち合わせから帰宅した車の運転席の窓から、息子がガッツポーズをしている姿が見えました。まさに数秒前、チーコ捕獲大成功!!久しぶりに息子とはハグをして喜びました。泣きました。
チーコはケージに入った瞬間、失禁しながら大暴れしました。すぐにケージに目隠しのシートをかけ、30分ほどクールダウンの時間を取りました。その間、仔猫は洗濯ネットに閉じ込められたまま、母猫のおっぱいにもありつけず、それでも再会の雄叫びというか、甘えた声で鳴きました。
つづきは次の投稿で・・・・。