ピークを合わせる

　息子の高校生活も2/3が終了しました。

本人曰く、ものすごく速い１年だった・・・と。果たして中身が詰まっていたのかどうか・・・。

　高校３年生を目前にした3月の連休、九州高校ラグビー10人制大会がありました。

1月の県大会での「優勝」を引っ提げての出場。会場が宮崎県ということもあり、県外遠征というお楽しみはなく、しかも主将は開会式での選手宣誓という大役も仰せつかりました。

こんな経験も一生に一度あるかないか・・・なので、戦績を記録しておきます。

■3月18日

　朝、延岡出発。午前中、木花の総合運動公園、試合会場の隣の多目的広場で試合前練習。参加チームの練習の時間割があり、お昼で終了し弁当を食べて、宿泊先の宮崎観光ホテルに移動。夕方4時、またまた木花に移動。5時から武道館で開会式。

主将S君の緊張が手に取るように伝わってきました。いつも優しくておっとりしているS君が、やる時はやる！！見事な選手宣誓でした。

開会式後、ホテルに選手を送って、保護者は退散。お泊りされる保護者もいらっしゃいましたが、私は一旦延岡に戻ってきました。

■3月19日

　朝5時起き。7時半に宮崎観光ホテルから木花の試合会場まで、選手を送りました。

この日の試合は、全24チームを、県大会の順位に基づいて組み合わせた、8つの三角リーグに分かれて戦います。

県大会では「県北合同」という名前で出ましたが、九州大会では「宮崎合同」というチーム名で出場しました。

　１試合目、鹿児島県2位の「鹿児島合同A（国分・加治木）」との試合。開始早々トライを決められて、「ヤバい、相手は強い」と思ってしまったのでしょう。がちがちになって27-0で負け。1トライもできない屈辱の試合でした。

　2試合目、長崎県3位の「長崎合同（大村・諫早）」との試合。少し調子が出てきて接戦でしたが、あと一歩及ばず。17-14で敗退。

　結局、長崎合同がリーグ1位、2位が鹿児島合同、3位で宮崎合同が翌日のトーナメントに。

　試合後、早めにホテルに戻りました。

２日目も私は延岡に帰りました。

■3月20日

　連日の5時起きで7時過ぎに宮崎観光ホテル。

前日のリーグ戦で、8つの三角リーグで、それぞれ1位から3位までが決まりました。1位グループ、2位グループ、3位グループでそれぞれのトーナメント戦が行われます。

宮崎県代表の4校はすべて3位グループ。九州大会なのに、県大会の再来か？！

　1回戦は熊本県3位の「開新高校」と。

前日の試合は一体何だったのか？と思わせる動きの違い。試合後のミーティングで監督がマジックを掛けたのか、素晴らしい試合でした。

44-0で快勝。8トライも上げました。そのうちの一つは息子のトライ。半分でも昨日取れなかったのか・・・。

　2回戦は「都城高専」。県大会でも戦った相手です。県大会では勝ったのに九州大会で負けるわけにはいきません。26-7でこれまた快勝。

　そして3位グループの決勝は、長崎県1位の「長崎西」。この学校も県1位で出場したのに調子が悪かったのか3位グループでの試合。土砂降りの中での試合でした。19-7で堂々の優勝。と言っても3位グループのですけどね・・・。

　一応、トロフィーが準備されていて表彰式とかありましたが、スミマセン・・・って感じ。

　もし、初日のリーグ戦で勝っていたら・・・と、タラレバを言っても仕方ないのですが、2位、1位グループの試合を見ていて、これなら勝てたはず・・・と感じました。チームの一番いい状態のピークを、ここぞという時の試合に合わせる難しさ・・・。本来の実力が本番で出せるかどうか、それも含めて「実力」というのでしょうな。

　3日間の送迎と応援、正直疲れましたが、３月は仕事三昧で休みもなかったので、いい気分転換になりました。今回もたくさんの感動のプレーを見せてもらいました。