きらら延岡研修旅行 その18（最終回）

1月12日

今回の旅の最後の見学です。

■長崎県美術館　　
2005年開館　　設計：日本設計+隈研吾　

・建築マップ　長崎県美術館　
・Wikipedia　長崎県美術館　

運河をまたいで建っているような、配置構成が面白く、１階のエントランスホールは開放的で、気分的に入りやすい印象。
建築的な評とか説明は、リンク先を見ていただいた方がいいかと。

自分が撮った写真、まともなのがほとんどありませんでした。






訪れた時に開催されていた「特別展　ガウディ×井上雄彦　シンクロする創造の源泉」。
この展示を見るだけでも、かなりの時間を要しましたし、美術館の建物そのものを見る時間が無くなってしまって、出発時間（車に戻ってくる集合時間）を遅刻して、みなさんにご迷惑おかけしました。

午前中に、今井兼次の建築を見たあとだからこそでしょうか、とてもタイムリーな企画に出会えたこと、展示の数々の素晴らしさと面白さに、あっという間に時間が過ぎてしまいました。来館者も多く、特に若い世代の人が多かったです。


ちょうどASJ建築家展も、美術館の中の会場で開催されていまして、こんな環境でできれば、建築家展も大盛況だろうなあ・・・と思いました（余談）。


美術館という建築そのものにも、いろんな仕掛けがされており、何はなくても、建物だけ見に来ても、そこそこ時間がかかって楽しめそうだし、今回は展示内容にも恵まれて、もう一度訪れてみたい場所になりました。



さて、午後３時。
これから延岡まで帰ります。
長崎市内から、島原半島へ。島原からフェリーで熊本へ渡り、南阿蘇、高森経由で延岡へ。

移動中、なにかと物議を醸している「諫早湾干拓事業」の水門道路を見ることができました。


海の色は、外海の青い色とは、全然違っていました。
ああ、ここがあの・・・・という感じ。堤防道路は、思っていたよりもとても長くて、驚きました。災害が来たときには、どうなるんだろ・・・・。
旅の最後に、急に現実の問題にぶち当たったような、なんとも後味の悪い気分。


島原のフェリーは、甲板でカモメに餌をあげるメニューなども用意されていて、最後の観光として楽しめました。

最後になりましたが、今回の旅の行先の選定、スケジュール、工程表、旅のしおりの作成をしてくださった志摩子さん（体調悪く旅は欠席）、レンタカーの手配から長距離の運転など、ご苦労をかけた麻紀ちゃん、本当にありがとうございました。
心に残る、とても素晴らしい旅になりました。

終わり