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1月11日
■平戸口教会 1952年(昭和27年) 木造 ![]() ■平戸大橋 1977年開通 平戸島へ渡るトラス吊り橋。 ![]() ■平戸オランダ商館 1609年(慶長14)オランダ船が入港し、1641年(寛永18)幕府の命によって長崎出島に移転するまでの約33年間、平戸が我が国唯一のオランダ貿易港として賑わいました。建物は徹底的に取り壊され、塀や井戸だけが残ったそうです。 1922年、海外貿易の拠点だったという歴史的価値が評価されて「平戸オランダ商館跡」として国史跡に指定され、発掘調査等を経て、2011年に建物が再建されました。 ![]() ![]() 壁面の黒く見える模様のようなものは、石造の構造を要所要所で固定するための金物だそうです。 ![]() 内部の木の柱・梁の断面は巨大でした。当時、東南アジア諸国に同じように建てられた東インド会社の貿易倉庫よりも大きなものが使用されていたとのこと。 ![]() ![]() ![]() 幕末を舞台にしたドラマや映画では、よく外国との貿易の場面が登場しますが、この当時の貿易の様子をうかがい知る史跡としては、本当に貴重なものなのでしょう。 この商館を再建する際には、現在も残っている台湾やアジア諸国の東インド会社の倉庫跡を参考にしたそうです。 ヨーロッパ諸国の東インド会社は、大航海時代以降、こぞってアジア諸国を植民地化し、武力で抑え込み、資源や農作物を自国へ持ち帰り、その利権争いからたびたび戦争を繰り返す・・という歴史がある中、日本は鎖国政策によって、その渦に巻き込まれなかったのでしょうか。200年以上も続く江戸時代の間に、庶民文化が花開き、日本独特の文化や芸術が発展し、それが今日、諸外国の人々の憧れになっているとしたら、日本の鎖国時代はそれはそれで意味があったのかもしれない・・・とも思えてしまいます。 もし、日本が鎖国政策を取らなかったら、今の日本はどんな風だったのかな? 幕末、鎖国を解いてから、明治・大正・昭和の日本は、同じように諸外国を植民地化していった歴史があるように、人間はなぜ、富と欲と権力による争いを辞められないのか・・・。 外国との貿易によって、物資だけではなく文化や芸術、学問、思想、宗教など、さまざまな交流が可能になる素晴らしい機会が生まれた一方で、争いまでをも生み出してしまう・・・・。歴史とは本当に因果なもので、今を生きているこの時代もまた、数百年後には、歴史の1ページになっているのだろう・・・。 2階には、貿易船で運ばれてきた、諸外国のお人形が、その国別、地方別にコレクションされて展示されていました。 当時の平戸の人々の日常の暮らしと貿易の関係性なんかを想像したり・・・・・。 教科書で教えてもらった日本史や世界史が、まさにこの場所で、その時代にあったのだと感じられ、学校での勉強やわずかながらの知識が、いっきに広がってつながっていく面白さを感じる時間でした。 その9へつづく
by aiarchi555
| 2015-01-13 21:59
| 旅人
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